エリーへ
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パークティ研究所内
御剣『なんだぁーそれじゃあガキのお守りをしろと?』
パークティ博士『ただの子供じゃない。』
御剣『あんたさっき人間じゃないといったな…どういう事か教えてもらおうか…』
パークティ博士『呪術というのを知ってるか?』
御剣『さぁな』
パークティ博士『人を呪ってその人間達に不幸をもたらす術だ』
御剣『それとその子供はどう関係するんだ』
パークティ博士『その子は巫女だ。そのこを媒体として呪術が完成する』
御剣『人間じゃなかったらなんだ?』
パークティ博士『鬼だ』
御剣『はぁ?』
パークティ博士『悪魔だ。イメージするものはなんでもいい。イメージは悪ければ
悪いほどいい。そのこは普通の人間だが、ただの人間では誰も恐れないからな』
御剣『酷い話だな。』
パークティ博士『それでいい…エリーのお守りが君の仕事だ。頼めるかな?』
御剣『ああ、だが貴様のためじゃない』
パークティ博士『せいぜいいきがるんだな』
パークティ博士の印象は最初から最悪だった
エリー『…』
御剣『もうすぐできるからな…オムライス』
エリー『…』
御剣『一言も話してくれないな。お守りすらできないとは我ながら情けない限りだな』
エリー『…』
御剣『一口ぐらい食べて欲しいな…』
エリー『ぱくっ』
御剣『どうだ?美味いか?』
エリー『うん』
御剣『よかった。隠し味のコンソメが効いたかな』
-数日後-
御剣『エリーは今日も読書か…この膨大な数の本をすべて暗記してるっていうんだから
すごいよな』
御剣はある本をとって見る
御剣『これは魔法書か…これは…ただしい間のとりかた…これは拳法百選』
随分攻撃的な本だな
エリー『…』
エリー『…』
エリー『殺す』
風が舞い上がり、雑とした空間が立ち上がる
本が引き裂かれ、紙になり、くずになる
エリー『悲しみを憎しみに愛を哀に』
御剣『エリー、やめろ』
エリー『殺す』
御剣 エリー
HP3050 HP1020
MA1020 MP504
エリーの攻撃
507のダメージ
御剣は身を守っている
エリーの攻撃
503のダメージ
御剣は身を守っている
エリーの攻撃
550のダメージ
御剣は身を守っている
エリーの攻撃
魔法拳法エリーダイブ
1300のダメージ
御剣 エリー
HP190 HP1020
MA1020 MP480
御剣『やめろ…エリー!!』
エリー『御剣…』
御剣『エリー!!』
エリー『殺して!!』
御剣『っ!!』
エリーをとめなければ…パークティなら止められるか?
御剣『博士!!』
パークティ博士『御剣!!エリーが暴走しただと!!』
御剣『どうすれば止められる』
パークティ博士『知らんよ』
御剣『エリー!!聞こえるかエリー!!』
エリー『殺す…殺す…殺して…お願い!!』
御剣はエリーを抱きしめながら
御剣『殺せるかよ…殺せるかよー!!』
パークティ博士『エリーが止まった…!!やはり用心棒を雇っておいて正解だったようだな
エリーシステム…急がなければいけないな』
エリーシステムとは…次回に続く