湿地帯の招待状
リリー『ああもう、うっとおしいなあ』
御剣一行の進む先には雑草が生い茂り行く手を阻む
ジャック『草だって生きてるんだ。そうやっかむな』
リリー『じゃああんたがなんとかしなさいよ』
御剣『仕方ないな。先頭は俺でいい、草を慣らす』
リリー『御剣やっさしぃー』
御剣『しょうがないやつだ。それにしてもこの辺りは誰もいないな』
ジャック『ここからは湿地帯だぜ』
リリー『底なし沼とかあるのかな?』
御剣『リリーはしゃぐなよ』
ジャック『湿地帯にはワニとか生息してるからリリーを守りながら
進まなくちゃいけないな。俺と御剣は遅れはとらないけどリリーは違うだろ』
リリー『…』
御剣『おぶっていくか』
リリー『いやよ』
ジャック『おこちゃまは文句言わない』
御剣『もうすぐ湿地帯だぞ』
結局リリーは御剣の案をのみ御剣におぶってもらう事になった
リリー『高いなー』
ジャック『さっきまであんなにいやがってたのになー』
御剣『どうでもいいが、足をすくわれるなよジャック』
ジャック『あっしは大丈夫でさぁ』
リリー『媚売ってるんじゃないわよ』
御剣『やれやれ…っとと足が!!』
御剣の足が沈んでいく
御剣『しまった』
御剣はリリーを安全なところでおろした
ジャック『だんな!!』
ジャックが助けに入る
ジャック『無理だ…俺一人じゃ』
?『おこまりか?』
その声とともにジャックの隣に入り御剣を助けに入る
御剣『助かった。貴方の名前は?』
?『名乗るほどのものではないです。群れるのが嫌いな一匹狼といったところです』
リリー『随分優しい一匹狼だわ』
?『では、私はこれで』
御剣達はナックの本拠地へと急ぐ
次回に続く