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炎罪のウロボロス  作者: あくえりあす
39/62

39、君が望んだこと

私は思わず身構える。


「だけどね。僕がここにやってきて、君との契約をかわそうと思った、そもそもの理由はね。実は君も、うすうす勘付いているように……」


そのまま男はこちらにどんどん近付いてきた。

ゴォッ、と今一度、松明の炎が音を鳴らし、大きく揺れた。


「そう。それは君が望んだからなんだ」


そうだ……そうなんだ!

これは……私が望んだことなんだ!


男にそう言われたとき、私は妙に得心が行った。


「わかった。契約するよ」


「僕との約束。君は守れる自信があるかい?」


私は黙って頷いた。


「了解だ」


男は静かにそういった。


「ならば契約は実行に移される。あとは……君はその為の……そう、この世界でいうところの、契約書へのサインを、するだけで良い」


「サイン?」


心が小さく揺れた。不安が芽生えそうになる。だがそれを私は必死に抑えた。


「わかった。……じゃあ、その契約書、ってのを出してくれ。それと……ペンか何か、書く物が必要だ」


「そんなものは必要ない」


男は私の目の前にまで歩を進め、そして立ち止まった。

そして右手で掲げていた燃え盛る松明を私の方へと突き出した。


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