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6-5:復讐? いや交渉のためだ

一応は元の姿に戻れたし、これでジースのパーティともおさらばできるか。

というか、元に戻った以上は例え居たくても居られないしな。


「ブラン、明日からどうする? 勇者くんたちにまた何かされる前に街から出ちゃおうか?」


確かに、街を出るって選択肢もアリだ。

噂によれば、ダンジョンのある街は他にもあるらしいし、この場所に拘る必要もない。

だが……


「いや、もう少しこの街で活動を続けたい。ダンジョン探索を続けてジースの奴より先に進んで、俺たち二人があいつらよりも有名になるためにな」

「急にやる気になったみたいだけど、どういう風の吹き回し?」

「ジースの奴に『俺たちが街から消えて欲しい』と思わせたい。そうして、俺たちが街から出ていく条件と引き換えに交渉をもちかける。俺を女の姿にした方法を聞き出すためにな」

「いいよ、私もどこまで行けるかやってみたいし」


決まりだな。


「明日は早速ギルドに行って、私とブランのパーティ申請しなきゃ」

「そうだな。だが明日のダンジョン探索は流石に休もうぜ。ここ数日連続だと、精神を含めて消耗が激しい」

「了解、ギルドの申請が終わったら自由行動に……あっ!」


そうだった。

俺たち二人はあまり離れられないんだったな。

いや、最悪離れてもいいけど、俺がまた女の姿になってしまう。


「……一緒に行動しよっか」

「ああ、そうしてくれるとありがたい」


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