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5-9:これが完成されたハーレムパーティの戦い方

ジースの提案でダンジョンに潜る事になった。

あいつらは昨日休んでいただろうからいいが、俺とガトーレは昨日を含めて三日連続だぞ。

こう毎日となるとなあ。


「ジースさん、今日はルーチェさんの実力を見るのが目的ですし、第五階層から行きますか?」

「いいや、第八階層まで行く」

「ええっ!? 新入りを連れていきなり第八階層なんて大丈夫でしょうか?」

「心配するな、ラウニー。俺の目が正しければ、ルーチェは強い」


一昨日、ジースたちと一緒に第八階層を探索したばっかりだからな。

大丈夫に決まっている。


「ルーチェ、私たちはジースのサポートをしつつ後衛を守る事に徹するぞ」

「了解、アンファン。だが、私たちは攻撃しなくていいのか?」

「ジースは……勇者のプライドなのか、先頭で戦いたがりなんだ。だから、私たちはジースが安心して戦えるように後衛を守る」


ジースの奴、そんな癖があったのか。

無理して前に前にと出ていたから、よく俺の攻撃の巻き添えになっていたんだな。

……まあ、今となってはどうでもいい事か。


「ルーチェちゃん、ガトーレを背中に乗せていて重くない?」

「大丈夫だ、問題ない」

「そう、この子ったら背の大きい人に登りたがる癖があるのよ」

「うるさいなあ、踊り子さん。これが私の戦闘スタイルなの!」


これも今更なんだよなあ。

どうせなら、もっと早く教えてくれたらよかったのに。

俺が男の時とコミュニケーションにどんだけ差があるんだよ……




そして、俺たちはダンジョンの第八階層に到達した。

昨日と違い、今までの探索で見つけたショートカットを駆使したので、道中モンスターには出会っていない。

表向きは俺の実力を確認するとのことだが、昨日みたいにファイアドラゴンと戦うってのは勘弁してほしいところだ。


第八階層内を進み、程なくしてモンスターの群れに出くわした。


「皆、行くぞ!」


勇者のジースが先陣を切って立ち向かって行く。

奴が剣を正面に向かって大きく振り下ろすと、モンスターたちが吹き飛ばされた。


「喰らえッ!」


初めて見る技だ。

隊列を崩したモンスターたちが、一斉に前衛めがけて襲い掛かって来る。

大半はジースに向かって行ったが、数体こちらに来たので俺とニンジャのアンファンで難なく片づけた。


「lこれで全部か……よし、勝った!」


大半のモンスターを引き受けたジースは、多少怪我をしながらも全部倒した。

一昨日までならば、俺とアンファンを加えた三人が手分けして倒していたのに、今日は奴は一人で倒してしまったのだ。

まるで「女の子たちは俺が守る」と言わんばかりに。


「ジースさん、大丈夫ですか? 今、お怪我の手当てを」


ヒーラーのラウニーがジースに駆け寄ったが、彼女が治療する前に奴の怪我は既に治っていた。

って、これは俺と同じ回復のオーラじゃねーか!?

なるほど、これがパーティの女性メンバーの能力を我が物とする勇者の力か。

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