4-1:やってきました街のダンジョン
俺とガトーレは街のダンジョンの入り口手前までたどり着いた。
ダンジョンと言っても街の地下に位置する地下迷宮なので、歩いてでも入り口まではそう遠くはない。
いつもは俺含めた六人のパーティで来ていたから、こうやって少人数で来るのは何だか新鮮だ。
「こんにちは、ブランさん。どうしたんですか御一人で。まさか今日は一人で潜ろうなんて無茶はしませんよね?」
ダンジョン入口に駐屯する衛兵に止められた。
こんなところを一人でうろついている様に見えるのは、どう考えても怪しいし当然か。
……しかも、何気に名前を憶えられてやがる。
「一人じゃないよ。はいこれ仮パーティの許可証。ちゃんと申請通してあるんだから通して」
俺の背中からいきなりガトーレが飛び出したせいで、衛兵が思わず身構える。
あまり、驚かすなよな。
「!! って、ガトーレさんでしたか。急に飛び出されてビックリしましたよ、もう」
「それで、通っていいの?」
「はっ、はい。確認できましたのでどうぞ。二人だけでとか中で待ち合わせですか?」
「違うけど、どうして?」
「いえ、何でもないです。ただ、お二人が幾ら強くてもこの人数じゃ危ないですから、あまり深い階層には潜らないでください」
「……大丈夫、無茶はしないつもりだ」
衛兵にこうは言ったものの、やっぱり危険だよなあ。
ガトーレを信用していないわけではないが、あまり無茶はさせないでくれよ。




