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3-6:回復役のいない二人パーティとか無茶だろ

いやいやいやいや。

流石に俺が強くなった言っても、俺はたった二人でダンジョンに潜るほど自惚れてはいないぞ、おい!


「おいおい、二人パーティとか正気か!? 何のためにダンジョン探索が認可制でギルドがあると思うんだ? 一人二人の少人数でダンジョンに挑む馬鹿を止めるためだぞ」

「そんな事はわかっていますし、それくらいの実力を確信しなきゃブランに付いていこうだなんて考えません」


……俺と違って、その無謀と言う名の自信はどっから来るんだ?


「そ、そうか。そこまで言われるとなあ、うーん……」


その程度で言い包められるのか!?

いや、他の奴ならともかくガトーレが言うならって感じだし、馬鹿じゃないと信じたいってところか。


「そうだな、まあ無理だとは思うけど、まずは第五階層のモンスターを二人で倒してみろ。そしたら考えない事もない」


第五階層か。

ここ最近、俺たち……もとい勇者ジースのパーティが到達して探索していたのが第八階層。

そういう意味では随分と甘く見られたものだが、死なずに二人パーティの無謀さを体感できるギリギリのラインだと察した。


「その程度なら楽勝です。ね、ブラン?」

「危なくなったら、俺が無理やりにでもガトーレを引っ張って帰還します」

「よろしく頼む、くれぐれも無茶はするなよ」


あそこのモンスターなら基本ワンパンで倒せるし、ガトーレもヒーラーがいないパーティの現実に気付くだろうしな。

まあ、何とかなるだろ。


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