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2-5:ごめんね♪

「おい、ちょっと待て! 今まで何回俺の背中に乗っていやがったんだ!?」

「そんなの覚えていないって。この戦法で戦いだしてから長いし」


そんなに前からなのか。

地味にショック。


「ってか、何でこんな事やろうと思ったんだよ? 一言くらい相談してくれてもよかっただろ」

「うーん、最初はちょっとしたイタズラのつもりと言うか、歩くのに疲れたからブランの背中に乗ってみただけなの」

「そんな適当な理由でかよ……」

「だって、重さですぐに気づかれると思ったんだもん。でも、そしたらブランってば私が乗っているのに全然気づいていなくってさ、ビックリだよもう」


確かに、これには自分でも驚いている。

俺は戦闘中も普段通りに戦えていたから、ガチでガトーレが乗っているのが邪魔にすらなっていなかったのか。


「それで、何処まで乗っていられる試してみたくなっちゃって、試しに戦闘してみたらいつも以上に連携上手くいって、それからかな?」

「いや、だから一言言ってくれても」

「言うタイミング逃しちゃったから、言い出せなかったの! それに、後ろからは丸見えだから、何時も先頭を歩いていた勇者くん以外は気付いていたと思うし」


……ジースの奴が気付いていたら、リーダーとして流石に言うわな。

と言うか、他のメンバー気付いていたのに教えてくれないとか、会話殆ど無かったのが災いしてやがる。


今思えば、俺はともかくガトーレが抜けるのをリーダー以外誰も止めないのは明らかに変だったが、そういう事か。


「まあ、過ぎた事だし水に流すよ。でもまあ、最初、俺を引き抜くとか言い出した時は驚いたぞ」

「何よ! ブランがパーティ抜けるって言うからじゃない!」


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