表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/101

1-1:強すぎる通常攻撃

「どっかーん!」


とてもパンチとは信じられない音の攻撃を、俺はまた出してしまった。

「うわーっ!? またかよブラン、気を付けろ!!」

「す、すまん!」

叫んだのは攻撃した敵ではない。

さっきの攻撃の威力が強すぎて、うちのパーティメンバーにまで被害がでてしまったのだ。

本来ならば、俺のパンチとの連携でリーダーのジースが剣で敵モンスターに止めを刺すはずだったのだが、俺のパンチが強すぎて敵モンスターは粉砕、ジースも巻き込まれてあわや大怪我だ。



ここ最近、こんな事が頻発している。


弱いモンスターは勿論の事、中程度の敵も普通のパンチ一発で倒してしまう。

流石にボスクラスとなるとワンパンで粉砕なんて事はないのだが、問題はそこじゃない。

強過ぎる攻撃から発生する衝撃波で仲間を傷つけてしまうのだ。

だから、雑魚戦では手加減して弱いパンチやキックで戦うようにしているのだが、熱が入ってくるとさっきみたいについ……なんて事に。


これが、今の俺の悩みだ。

このままではパーティから抜けなければいけない。

そんな風に考えるようになった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ