五話:初めての討伐依頼
〈〜こんこらむ:1〜〉リゲル①
男性。20歳。身長180cm程度。武器はハンドソード。髪色は青。瞳の色は黒だが、怒ると紅色に変わる(普段怒る事が無いので気づかれて無い)。
魔力量が膨大であり制御が効かない為、広範囲魔法しか使えない。
翌日。
私は冒険者ギルド館の前に立っていた。ここでアイビスと合流する予定だからだ。ギルドを出入りする冒険者の何人かがチラチラとこちらを気にしていた。まぁ、冒険者がギルド館の中に入らずに入口をウロウロしてたら気になるのは当然だ。だから私も気にしないようにしている。
⋯⋯そういえば、彼女の事はあまり分からないな。冒険者になるまでの出来事は以前聞いたが、冒険者になった理由はまだ聞いていない。今はどこに住んでいるのかも知らない。過去の事は詮索するつもりは無いが、どこに住んでいるか、ぐらいは聞いておいた方が良いかもしれない。いざという時に居場所を知らないのはマズい気がする。機会があれば聞いてみよう。
しばらくして、見慣れた顔が見えた。向こうもこちらに気づいたようで、小走りで近づいてきた。
「おはようございます! リゲルさん」
「おはよう。アイビス」
アイビスが元気に挨拶してきた。だが表情が固い。初めての実戦の日だからか、緊張しているようだ。
「それじゃあ、中に入ろうか」
「は、はい!」
合流を果たした私たちは、ゆっくりとギルドに入った。
今日はアイビスの初実戦。彼女の実力を測るためのものなので、なるべく無理のない依頼を受けたいところだ。
私の横で掲示板を眺めるアイビスをちらりと見た。⋯⋯とても渋い顔をしている。『シャドウナイトの討伐』という依頼書を見ては目が飛び出る程驚愕している。いやいや、そんな危険な依頼は受けないから。
いくつか依頼書を見てまわると、ちょうど良さそうな依頼書を見つけた。
【適性ランクF『近隣の森に出没するゴブリン3体を討伐』報酬:1800フロン】
うん。手頃な依頼だ。適切に対処出来れば危険は少ない。アイビスの初実戦にはもってこいだ。
「よし。これにするぞ」
「⋯⋯ゴブリンの討伐、ですか?」
「ああ。ゴブリンは駆け出し冒険者が最初に戦う魔物の代表格だ。特訓した時の実力が出せれば問題ないはずだ」
「⋯⋯分かりました。私、頑張ります!」
アイビスは拳を握りしめて気合いを入れる。
問題ない。彼女ならいけるはずだ。それに私もついてるしな。
そう自分に言い聞かせながら、私は依頼書を受付に提出した。
テストケースとして、前書きに豆知識程度の設定を入れてみました。
今後も、色々と試していきます。




