第7話 武器覚醒
まだ始まって数分、しかしもう体は、悲鳴をあげていた。なぜだ、どこにそんな力の差がある。相手の武器には、一切刃こぼれがない。一方でこっちは、もう限界かもしれないという所までだ。
「ふっ、教えてやろう少年よ。武器にも差があってな、お前の武器は、所詮雑魚の☆1だが俺の武器は、☆3だ。一般人でも金がないと☆2さえ届かない。☆4は、神クラスだ。☆5は、神の中でも最上級しか持てない。しかしだ、鍛冶師の人が作れるのは最高でも☆4までだ。すごい人でも☆3までしか作れない。☆5がどうやって生まれるか疑問を浮かべるだろう。それはだな、武器は、人を選ぶ。大国の鍛冶屋に行くと☆2や☆3の武器も多く並んでいる。しかしだ、自分のランクが☆2だとする。その時☆3の武器を手に取った瞬間武器が嫌がるように逃げていく。自分のランクに合わない武器は、持つことが出来ない。しかし自分のランクと同じランクの武器を所持しているときに武器が覚醒する時がある。その時は、自分のランクと武器のランクが上がったことを意味する。それでも武器を大事に扱っていなかったりすると、自分のランクが高くても武器のランクは、上がんないままの場合もある。武器のランクを上げるには、武器の気持ちになって考えることが大事だ。どんなに強い敵でも勝つ、だったり諦めず挑んだ時とかだ。現に俺は、竜退治のときに☆2の武器が☆3の武器に変わったことがあった。そのおかげで竜退治に成功したんだがな。今でも剣には、感謝している。だからな今お前のランクが低くても剣が認めてくれればお前の武器は、覚醒する可能性だってありえる。しかし今のお前の剣では、最高でも☆2までだ。☆3にいくには、刀がもたない。頑張ればいけるかもしれないがな。」
そうだったのか。武器の覚醒か。なら俺も今覚醒する可能性はあるのか。よし!頑張ってこの戦い挑んでやる!
「ウォォォラアア!」ガキン!武器がぶつかり合い大気が割れるような不穏さだ。
「レオン!俺も本気でいくぜ!双煉爆炎!」
「俺もだ!アーサー!神速斬撃!」
技と技が相殺し合い周りには次旋風がまう。
キン!キン!キン!キン!お互いの連続攻撃は、目に追いつかないほど速い。もう神経で判断して動く程だ。しかし、一瞬、ほんの一瞬だけ少し押されてしまった。アーサーは、その隙を逃さず
「その隙!貰ったあああ!!!獄炎竜閃!」
「負けてたまるかああああああああぁぁぁ!!!」
その諦めない心に共鳴したのか、
その時、武器が光レオン・シャイニストを包んだ。「なんだこれは!?
武器が覚醒した!?この力で俺は、いくぜ!」
前までの姿とは、別物になった。刃こぼれや傷もなくなった。
「まさかこのタイミングとはな」
面白半分、恐怖半分でいたアーサーであった。
「面白い。かかってこい!」
「うらああああああああぁぁぁ!」
「もう止めだ。お互い剣をしまえ。」
アーサーがその声に驚いた。
「あんた、もしかして....!?」
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「俺の力でこの世界を滅ぼす。俺は、元の世界に戻るんだ。俺は、絶対に負けない。絶対に勝ち残ってこの世界にいるもの全員を後悔させてやる。待ってろ、お前ら。」
「恐ろしい子になったなあ、まあいいや。次こそは、絶対にやってやる。」
「こいつの力があればいける」
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