第3話 ゴブードの襲来
人、人だと思った3体の何かだった。
その正体は、ゴブリンだった。
「あれは、ゴブリン!?この世界にはゴブリンがいるんですか!?」
「ああ、この国の南東に位置する国ゴブードから来た者だと考えられる。彼らの国は、この国より僅かながら強いためこちらとしては、追い返したいが軍隊を連れてやってくると手に負えないことになる。彼らは、この国から食べ物を強奪しようと考えているな。」
ゴブリン達の手には、果物があった。
「お前達!この国から食べ物を奪うな!」俺は、叫んだ。
ゴブリン達は、襲ってきた。追い返そうと考えたが、追い返してしまうと、軍隊を連れてやってくるとの忠告を思い出した。そのため、俺は、何も手出し出来ずにいた。
俺は、ゴブリンに吹っ飛ばされた。「大丈夫か!?レオン!」「ああ、大丈夫だ問題ない。」
「お前達、普通のゴブリンではないな。その防具やその強さ只者ではない。」
3体のゴブリンは、「俺達は、ゴブ204、ゴブ205、ゴブ206だ。ゴブードの名高い兵士だ。忠告しておくぞ若造よ。番号は、小さければ小さいほど強い。特に、1番を超えたものは、ゴブリン衛兵隊となり、名前がつけられる。普通に考えれば分かるよな。俺たちより強いやつが○百人もいるということだ。手を出したら、この国は、滅ぶぞ。」
「くそっ!手出しできないとは、参ったな。しかしこのままでいる訳にはいかない。レオン、やっぱり考えを変えようと思う。いや、実行しようと思う、前々から考えていたが。
軍隊が来たって構わない!どんなに強い敵が来たっていい!俺は、この国を助ける!いや、この世界を変える!そのために俺は、今動く!
ゴブリン共よ。不運だったな。このタイミングで来て。俺は、もうお前らの言いなりにはならない。」
「僕も、手伝いますよ。この国を救いたい。」
「ありがとう、レオン。そして、今から大事なことを話す。お前は、転生した。しかしだ、転生は、記憶、肉体、人格が変わるはず、お前は、変化に気付いていないかも知れないが実はお前の肉体は前世とは、違うはず。その証拠に名前を付けられた瞬間、少し違和感を感じただろう。お前は、雷属性の技を使うことが出来る。是非試してくれ。」
肉体が変わっている?確かにそうだ、名前を付けられた瞬間俺は、力がみなぎった。雷属性の技を使えるのか...それだったら、俺が前世でいつも使えると、いいなあと思ってる技をイメージしてやってみよう!
「行くぜ!俺の必殺技!雷神斬撃放!」
その必殺技は、敵の頭を命中した。ヘッドショットだ。
「ウギャー!」
「逃げるぞ、撤退だー!」
「逃がさん!剣聖羅抹槍破!」
残り2体も倒した。
「しかし、いいのか?ゴブリンが軍隊連れてやってくるんだろ?」
「そうだな、しかし俺達が絶対に勝ってみせる」
その2日後にある伝達が来た。
1週間後に決戦だ
ゴブード国から戦いを宣告されたのだった。
その日に俺達は、議会に呼ばれた。俺は、その時にこの国の王に会った。
「君が転生者か?次の戦いはよろしくなワハハハハ」
なんとも軽いおっさんだなと思った。親しみやすく優しい。それがこの国の王
「グルー・ト・ゼルー」であった
しかし彼は、名槍ラングルズを所持する危険人物だとも思わなければならない。油断しては、いけない。そう心に誓ったレオンであった