第2話 ラングルズ
「ヘーニル・ヴァース..さん?」
「君は見慣れない格好しているがどっから来たんだい?」
「僕は、日本の東京と言う場所から来ました」
「君は、もしかして異世界人?」
「ええ、そうみたいです。ついさっきなので頭が追いつかないんですけどねw」
「名前は?」
「僕の名前は、波風蒼汰と言います」
「実は、この世界では異世界人は名前を変えなくてはならない」
「そうなのですか!?」
「今回は特別に俺が名付けてやろう」
「今から汝の名は、レオン・シャイニストだ!」
「レオン・シャイニスト...」俺は、そう聞いた瞬間、体の何処かがみなぎった気がした。
「すまないな、この世界の決まりだから名前を変えなくてはならないんだ」
「大丈夫ですよ、というか良い名前ですね!」
「そう言ってくれると嬉しいな笑」
「じゃあ少しこの世界の話をしよう。この世界は5つの大陸に別れている。そしてその大陸の中でも国が数多く存在している。ここは、ラングルズと言う国だ。この大陸の中心に位置している。しかし、この大陸では、端に行けば行くほど国は強い。だから、この国は弱小国だ。そしてそれぞれの国の名前の由来は、武器の名前だ。この国はラングルズと言う強力な槍を所持しているためそう呼ばれる。そしてこの国の種族は、人だ。
他の国では、天使や悪魔、魚や鳥、巨人に小人などが治めてる国もある。
少しは、分かってくれたかな?この国について」
「はい!良く分かりました!しかしこの国では、戦いなどは起きないんですか?」
「戦いか..戦いはこの大陸では、絶え間なく起こっている。現に隣の国では、戦争をしている。しかし、この国は弱いため戦争をしても絶対に負けてしまうため強い国からは、奴隷のような扱いをされている。反乱しても勝てないからしょうがないが、いつかどうにかしてこの国が強くしたいと考えている。」
「僕も、協力させてください! 微力ではありますが、少しでも手伝いたいです!」
「ありがとう、しかし大変だぞ。いいのか?」
「ヴァースさんは、僕にここまで話してくれたのに僕が何もやらない訳にはいかないです!」
「そうか、感謝する!それでは、街に降りよう。ここは、草原が広がっているが、精霊が住み着いているんだ。」
街に降りた。ここは、活気溢れる賑やかな良い街だ!
「うわあああああああああ!!!」
商人の悲鳴が聞こえた。
「何事だ!」ヴァースは叫んだ
隣の国から人が襲ってきたのであった。