電車の中
電車の中にいて感じた事です。
ガタン、ゴトン。 ガタン、ゴトン。
今、私は最終電車に揺られている。
肩を揺らしながら…鞄を揺らしながら。
ふと、電車の窓の外を覗く。
そこには、灯りがついた住宅街が見えた。
見慣れている筈の景色…
しかし、今日だけはいつもと少し違う気がした。
うまく言えないけれど、確かに違うのだ。
寂しそう?
―いや、違う。
楽しそう?
―いや、違う。
悲しそう?
―いいや、違う。
そうではない。 そうではないのだ。
今日の灯りは、私を優しく、そして厳しく、見守っているんだ。
そう、例えば…
親熊が子熊を見守るように。
川がゆるやかに海に流れるように。
そんな眼差しで、私を見守ってくれている。
優しい眼差しに見守られながら、私は家に帰る。
飲み会の帰り道…こんな事をふと思いました。
酔っ払いなので、日本語おかしい所があってもスルーの方向で…