そして、女の子はお姫様に会うのです。
クスリと王女が微笑む、だが、その反対に周囲は驚きに満ちている。
―――――あの王女が普通の会話しているだと・・
だが、当の本人はねむそ~に・・・・・寝た。椅子の上で器用に
王女気づくことなく喋り続けた。もちろん、他の人も気づくこと事も無かった。
あの3人以外は・・・
三人の中で一番キレかかっている寸前の人物、第一姫様主義者のティラ・カティーン。
彼が切れ掛かっているのは尊敬溺愛の塊で出来ている彼だからだ。まぁ、鈴が変人だからなのだから。
というたった一言で納得してしまうことが恨めしいというか虚しいというか・・・・
あんなこんなで、そんなティラを抑えるのに二人係で頑張って抑えていた。
鈴は夢の中から、やっと起きだした・・
「ふゃん・・・はぁ、ん?なんだ騒がしいな・・まぁ、いいこの隙に抜け出そうではないか。
うむ、我ながらいい案だ。よしこのための、へ~ん~そ~ぐう~つと身代わりぐ~つ~うを召喚!」
どこからか、服と人形を出した。(鈴サイズの)
そして、人形を椅子にちょこんと乗せ、出した服を着ておそるおそる抜け出して行った。
抜け出したことを、見逃すはずのない三人は、ティラを抑えるために必死だったので、うんともすんとも気づきはしなかった。