ミルフィーユってフランスでは「千人の娘」なんだってサア
その、無駄に格好良くて残念な美形さん(仮)を下僕にすることでした・・・・・
「ふふふふふふ、決めたぞ私は暴いてやるぅ。貴様の正体を。これから、貴様はどこへいくのだ」
無駄に格好良くて(以下省略)(仮)さんは、宣言した。
「・・・・そうか、その心行き受けてやろう。私の脇役一となることを・・・」
鈴は演技掛かったように大げさな演技をする。
いっとくが、無駄に(以下省略)(仮)さんは・・・・・美形だ。びけいだ。bikeida。
彼は、透き通るようなアイスブルーの瞳で、髪はさらり流れ落ちる銀髪、顔は文句なしの整った顔だ。
体型は、すらりとした体形。しっかりとした筋肉がついている。容姿端麗なのだ。けれど、性格に問題がある。
鈴は面食いである。性格が隠しているだけで、面食いである。
そんな、面食い鈴が美形に反応しないわけがないのだが、勿論今まで出会った人々も皆美形である。
よくわからないが、反応しないのは何かしらフィルターがかかっているのだろう。この鈴(変人)だから。
まぁ、というわけで見事?無(以下省略)(仮)さんは脇役一となったのだった・・・・・
「ということで、旅に出るぞ。脇役一よ」
鈴が言った。
「旅か、それなら荷物が必要だ。三日間ここに滞在してくれないか、準備など色々あるだろうし。其れと私の名は、マリカ・ナノリーだ。親しい者はマリと呼ばれている」
マリカは名乗る。
「そうか」
ここでは、外国名らしい・・・よし。いまこそ偽名を使うべきだ。
「私は、ミル・フィーユだ。宜しくな」
鈴は、名乗った。菓子の名で・・・・
「そうか、ミルか。いい名前だ。」
お前もそれで納得するのか。
「あぁ、三日間準備をするのだろう。私は、其れまで退屈だから短期間の冒険に出てくる」
お前、さっき滞在っていったやんか
「わかった。三日後には戻ってください。我が主」
キャラ違うよ。あんたいつの間に変えたん!ってかいいんかい
「・・・・・あぁ、多分約束しよう」
間をあけるな。多分ってなんだよ多分って
ここで、誰にも離すことがない絆が生まれた・・・・・・(きらーん、夕焼けバックBGMは青春!)