始まりはじまり
私は目が覚めた。ここはどこだと考えてみよう。まずは朝は普段どうり登校し、家に帰ってきた。
一人暮らしだからとりあえず簡単な料理を作って食べている最中に変な穴があって・・・
そんな穴なんて気にせず、食べ続けていたらいきなりぴっかーんと紫のいかにも怪しいですよー的なオーラを放って、うにょうにょと手が出てひっぱられ落っこちてしまった。だけど、そばにあった緊急セットをきちんとつかみ、で、また最初から朝は・・と延々となぜここにいることを考えていた。
暗い闇の中誰かが喋りはじめた。
「なァ、こいつ俺たちのこと無視していないか?しかもなんか唸っているし・・」
「確かに、さっきから黙り込んで俺たちを無視してるようなしてないような感じだが、そんなことはどうでもいい、喋ろうが喋べらまいが姫のことが先だ」
どっちだよという話だ。
「相変わらずですねぇ、本当に姫のことになると、そうですねぇ待ってるのも退屈ですし話しかけてみましょうか」
男は少女に話しかけた。
「お嬢さん、少し僕とお茶でもしませんか」
これは、どうみても明らかにナンパである。見ていた二人はあまりのチャラけた発言に呆れのあまり、残業の仕事をおえてとぼとぼ帰っていくサラリーマンのように深くいやそれは深くため息をついた。
少女の方は・・
普通いたいけな(純粋)少女の反応では、恐怖で声も出ないだろう(というか泣き叫ぶ)、見知らぬ場所に誰だか知らない男三人がいるのだから。普通ならば
だが、この少女は普通ではない。普通ではないならなんなのかというなら変人だ。