我らの村の開発日記②
朝が来た。これまでにないほど清々しい朝が。
「おし、家つくんぞー」
新しい村長の俺(仮)がいう。
なにイキってんだこいつ、と思うかもしれないが、実際相談で決めたことだからね!?うん!
というわけで、家を作る。家を作るには木がいるが、幸い川を渡った先に森がある。
......今から川を渡るのだが。
「ひぃやぁぁぁ、ワニだぁぁぁ!」
ブラジル出身のイザベラが発狂している。ブラジルといえばアマゾン、つまりワニだろ......いや、だからこそワニに対してトラウマがあるのかもしれない......!
俺は、大体そんな意味のことを考えた。
「ワニ......か、違うとこ探さない?」
イリアが言う。いや......あんたも立派なスパイだろ。ワニなんかにビビってどうするんだよ。と思った矢先。
「いや笑わせるな!イザベラもイリアもワニなんかにビビッてどうするのだ!!」
うっわ、よりによって脳筋、ケビンと思うことが合致した。
「んあ!?そんなこと言うならあんたが渡ってみなさいよ!」
おぉ、珍しくイリアがガチギレ、イザベラがすごい目で脳筋野郎を睨んでいた。(よかった......口に出さなくて......!)
っというわけで、ケビンが川を渡る。
「うわぁぁぁ......!」
ワニがケビンに襲い掛かった。もうあいつの姿は見えない......
「ご冥福をお祈りいたします......」
(ムワリム......絶対思ってないだろ)
「ぶふぁ、アブね死んだかと思ったわ。」
......いや!なんで生きてるんだよ!まぁ、パンツ以外ワニに食われちまったらしいけど、風邪ひくなよ。
結局、ワニはもう一人のブラジル出身、リマの手によって天に召された。
「ご冥福をお祈りいたします」
とまぁ、川を渡って木を伐採するわけだが......斧がない!はいもうお先まっくらー
......というわけで次回は、斧を......作ります。いやぁぁぁぁ!