ドラマチックは日常の続きに
詐欺にあって最近思うことは、ドラマチックな出来事なんて突然にはやってこないってこと。
SNSで短期間で知り合いになった人が、急に自分に親しみをもって大切なことを教えてくれるなんて、しかも顔を合わせたことのない人がなんて、冷静に考えてありません。わかるのよ。他人事として見たらね。
そこが、詐欺の怖いところ。感情を掴まれることの怖さです。そして、感情を掴まれてる時ってわりとその人との接触以外の時間が少ないから。仕事とかは別ね。プライベートでその人以外と、あまり話してなかったりするから、余計に目隠しされます。
日常ってそう変わったこと起こらないでしょ?毎日ドラマチックな事が起こってる人なんている?いたら、そんな人生も大変そうで嫌だけど。
まあ、変わった出来事なんてそう起こらない中で、ひとつ何か変わった事が起きたら楽しいですよね。毎日がちょっと素敵に感じたり。そんな感じがこの詐欺師がもたらしたものだったんです。だから夢中になってそれを求めてしまったところがあったのかな?
でも、しみじみ思うこと。ドラマチックが起こったとしたら、それはその人の平凡な日常の中での、努力の向こう側にしかないんですよね。
千本の素振りが、ドラマチックなホームランを生み出すみたいに。研究室での何万もの試行錯誤が、新しい発見を生み出すみたいに。
ドラマチックはそんな風に、起こるものではないかな。
有名な誰かの目にとまってブレイクしたとしても、その人の努力で彩られた日常の向こうにあったこと。その瞬間だけ切り取る報道が多くて、勘違いしやすいけど。
だから、平凡な日常を大切に。その中での努力を大切にしたいなと今は思う。
ドラマチックなんて、嫌なものもある。自然災害や悲惨な事故。そんなものの中でヒーローやヒロインになってしまうことだってある。望んでなんかいないのに。
それを考えてたら、今日は昨日よりちょっとだけ元気に生きられそうな気がしてきた。
急に吐き気さえ襲ってこなければね。うん。




