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人でなしの国 2

人でなしって言うと、何だか遠くにいるみたいに思いがちだけど、何も反社会的な人達や汚職した人達だけが人でなしではないよね。


今は、発達したインターネット環境が、犯罪をとっても近いものにしてしまってる。自宅から一歩も出ないで、犯罪者になる事だって出来る。

SNSの書き込みで、人を死を選ぶまで追い詰めることだって、普通に日常生活をおくりながら簡単に出来る。

バイトで詐欺の片棒をかつぐことも、人を騙す為のマニュアルを売ることも、再生回数なんてもののためにお店に壊滅的な損害を与えることも、特に貧困でもない普通の顔をした人達がやってのける。


犯罪をおこすためのハードルが下がってしまった今の日本では、人でなしになるのはとっても簡単で、人でなしになった方が良い暮らしが出来るような錯覚すら起こる。それに対して取る対策は、後手にまわりがちだし。


真面目に生きて行く事は、短期間での成功や高額の報酬は生み出しにくい。不安ばかり煽られる毎日の中では、人でなしの国が魅力的に見えることもあると思う。


そうやって、人でなしの国に行ってしまった人達が見る風景はどんなものなのかな?

人でなしになってから、高額のものを買いあさり、ちやほやされる為にお金をばらまく以外の事をしてる人、あんまり見ないけど。


発覚したらすべて失ってしまうのに、そんな一時の満足の為に、簡単に人でなしになることを選ぶほど、今の日本って住みにくい国なのかな。


人が希望を持てない、人が住みにくい国も、もしかしたら人でなしの国なのかな。


曇天の朝に、そんなことをぼんやり考えている。




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