空想で家は建たない
節約して貯めたお金を何に使いたいかは、人それぞれ。憧れてたバック、家族旅行、家を建てたい人なんかもいるでしょう。そのためにお金がいくらかかるのか具体的な数字に落としこんで実現させようとする。そんなふうに目的がはっきりしてるなら、心配はないと思うんです。
そうでなく、なんとなく節約して、なんとなく貯まったから、なんとなく投資。これが危険なんでしょうね。
不安な老後、でも本当に今あるお金でやりくり不可能ですか?これを、具体的な金額に落としこんで考えて、どれだけ不足か把握して、やったことのない投資ではなく、他の手段でカバーできないかを考えてから投資に入っていった人、どれだけいるのかな?
ああ、人の助言なんかですべて決めたのはカウント外。自分の最低限の生活費、これだけはやりたいと思うことにかかる費用を自分で割り出して納得して投資した人って、案外詐欺には引っ掛かってないのではと思う。
ロマンス詐欺のように、その人と一緒になるために資金を増やしてと思った人も、その人と一緒に生活するためにいくらかかるのか、ちゃんと試算したのかな?と思うんですよ。具体的に、何処に住んでどんな風に暮らすのか、賃貸なのか家を買うのか、その人との生活費はどのくらいかかるのか?その生活費は誰がどうやって賄うのか?その暮らしを実現させる為、本当に投資が必要なのか?等々。一緒になりたいその人と、どのくらい具体的に、あんまり夢のないこの話を討論したのか?
自分の反省の意味もあってね、そう思うんです。まあ、私は詐欺師を信頼してしまっていたので、ロマンス詐欺のカテゴリーに入るかなと思いますが、その人と一緒になりたいなんて考えてなかったので、この試算はしてません。が、私には私のケースとして、真剣に試算するべき内容があり、それをしないままだったのは駄目だったなと反省するんです。
愛ではお腹はふくれないので、現実で生活するなら当然お金はかかるから、投資して増やして安心したいという考え自体はすごく真っ当。ただ、そのためには具体的な設計図がいる。家を本気で建てるなら、ここがキッチンでここはお風呂ねと砂浜で絵を描いてたって駄目ですもんね。死ぬほど面倒なあれこれをクリアしないと建たないでしょう?家。建てたことはないので知りませんが。
でも、現実に建てるつもりならそれは必要な作業なはず。
空想のお家は、いつも綺麗。そこに住む想像は楽しい。だけど現実にするなら、クリアすべき楽しくない諸問題を具体的に解決しないと失敗するのですよね。
ふわふわした想像の中の生活を語るはずが、やたら具体的で夢も希望もない話をされ、返事をしたらそこに感じる矛盾を、新たに突き付けられる。
投資話を持ちかけたとたん、そんなやり取りになった場合、詐欺師さんはどこまで対応するんでしょう?
「君が住みたいと言ったあの地区なら、家賃は平均でこのくらい。政府が行う支援がこれで、仕事をするための環境はこう」なんてしっかり答えてくれて、裏をとったらその通りだったなんて、驚異のリサーチ力を持ってたらある種の感動はするけどね。
でも、許しませんけどね。詐欺は。




