とにかく、褒めてみないか?
貶すことは得意でも、褒めることは不得意。褒めた数より貶す数の方が多い。そんな人は多いんじゃないですかね。自分も含めてね。
褒めろっていうとね。何だか難しく感じるんでしょ?甘ったれで仕事をなめてる部下に褒めるとこなんて無いわ。ガミガミうるさい頭の硬い上司に褒めるとこなんてあるわけないじゃん。色々あるでしょう。
自分にはさっぱり良さがわからないアイドルに大金つぎ込む息子や娘を、褒める気になんてなれないでしょう?
ワンパターンの韓国ドラマを飽きずに見てる母親のどこを褒めるの? そうですね。
だけど、本当に褒めるところってひとつもないかな?
褒めることと、媚びることの勘違いもあるのかなとも思うんです。部下を褒めて伸ばせと言われたら、全然納得いかない内容の仕事でも褒める。妻に感謝しないとと言われたら、美味しいと思ってない料理を美味しいと褒める。いけませんよ(笑)本当の心をごまかして、無理に褒め言葉をしぼりだしても、双方に不満が溜まります。そんな心にも無いことを言いあって、育つのは信頼よりも不信感。
この人いつも思ってもないこと言ってる。心にも無いことだけど一生懸命言ってるのに無視しやがって。なんて
そうでなく。
駄目だと思うならそれをちゃんと伝えたらいい。それを駄目だと思う自分をごまかして褒めなくていい。でもね。
駄目だと思う部下が、自分のセンスにはない素敵なネクタイをしてて、それを良いなと心から思ったら声に出しません?うるさい上司の机が、いつもごちゃごちゃしてる自分の机と違って、整理されてて良いなと思ったら口に出してみないかな?
わけのわからないアイドルにお金をつぎ込むことは理解不能でも、そのために必死でアルバイトして頑張ってる姿は可愛らしくないですか?お料理は美味いと思えないけど、きちんとアイロンのかかったハンカチが用意されてること、ありがたいと思ったことないですか?
放っておいたら、誰にも気づかれないまま無いことになってしまう小さな褒め言葉を投げてみませんか?と思うんてすよ。
相手がどう思うかはわからないですよ。喜ぶかどうかは相手の問題だしね。だけど言わされた言葉じゃなく、自分の心から出たものなら、相手からの評価なんてどうでも良いでしょう?どうでも良くなかったら、相手への媚びを含んでるんじゃないのかな。
とにかく褒めてみませんかね? 晴れた日に思わず
「今日、良い天気だな」ってつぶやいてしまうように自然に。お互いにそんな風にいつくしみあえたら。
そうしたら、雨の日に青空を思いだすのも簡単になるんじゃないかな。
雨の日ばかりじゃなかったことを思いだすのも簡単に。




