表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
135/150

いつか見た月

夜中に大雨が降って、雷が鳴って

ざわざわしていた夜に、眠れなくてベランダに出たら

雲に閉ざされた空の一角の、ぼんやりと明るい場所に

月が見えたことがある。


雨粒が時々頬に当たり、雷の音は聞こえているのに

見上げた空の、わずかな雲の切れ間の向こうにある月は

地上の騒ぎなんかまるで知らない顔をして

静かに輝いていた。


あの時の不思議な光景を、じっと見上げていた私が

どんな気持ちだったのかは、あまりよく思い出せないのだけど


中秋の名月なんて言葉を聞いて

何故かあの時の月を思い出してしまった。


嵐みたいな夜に

いつもと変わらない静けさで

闇を照らしていた月を。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ