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あなたが寝てる間に
昨夜、恐ろしいくらいの雨が降っていて、
激しい雨音を聞きながら眠ったのに
朝になったら、びっくりするくらい晴れていて
眩しいくらい空は青くて
昨夜の雨の名残りはどこにも見えなくて
こんな風に、皆が眠った後に
誰にも気づかれないままに、一人激しく泣いて
朝がきたら、何食わぬ顔で笑ってみせる
そんな人がいったいどのくらいいるのかな?と思ったら、ひどく切ない気分になった
アスファルトの道路にに残った、昨夜の雨の忘れもの
小さな小さな水たまり
青空を写した水たまり
昼になったら、きっと乾いてしまって
水たまりなんてあったことすら誰にも知られないままに
また、明日が来る
だけど、それは確かにあるのだ
小さな小さな涙の跡
その事を、誰も知らない方が良いのか
誰かにこっそりと知って欲しいのか
何を思って、一人で泣いているのかな?
どこかにいる
優しい人たちは




