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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

モヤモヤ、心が纏まらないだけ軽症です

作者: 田中

苦しい。

息が出来ない。

出来ないというか出来ているんだけど、空気が入ってこない。

浅く、早く、肺の入り口だけしか入ってこない。

深呼吸なんて全然出来ない。


運動なんて全然してないのに、肩が揺れる。

苦しい。


死にたい。

こんなくだらない自分なんていなくなってしまえば良いと思う。

刃物を見て握りたくなる。

包丁、ナイフ、ハサミ。

何でもキラリと光ったらそれが自分に突き刺さるところを想像して、何度も何度も滅多差しにするところをリアルに想像する。

エア刃物を持って、手で自分を刺し殺す。

ドンドンと胸が鳴るくらいに叩いてみる。

振動が胸を鳴らす。

痛いかな。

骨があるところは刃物が入らないよな。

そんな風に思う。

苦しいのはイヤだな。

後片付けが面倒そう。


でも、死にたい。

自分がいなくなれば、皆、平和になるんじゃないかな。


マンションのベランダ。

下を見る。

ここから降りたらどんな気分なんだろう。

下に叩きつけられたら痛いかな。

高所恐怖症なのに、クラリときてしまう。


道路に出て、車が走るのを見る。

寄っていきたくなる。

でも、痛いだろうな。

ぶつかったら後が面倒そう。


でも死にたい。


痛いかな。

なんて思ったり、

後が面倒そう。

なんて思う時点でへたれなんだろう。

だから自分は何も出来ない。


頭をかきむしって、顔をひっかいて、頭を壁に打ち付けて。

小さな痛みを自分に与えて、こんなのでこんだけ痛いから死ぬのは痛いよ。

死後の世界はどうなんだろうとか考えて。

もう支離滅裂でわからない。


とにかく苦しい。

自分が、普通の事が出来なくって。

自分はおかしいんだろうな。

だけど、わかって欲しい。

わかって欲しいなんて思ってもこんだけおかしいからわかってもらえない。


とある施設があって、どんな大変な事にも積極的に対応するなんて綺麗事が書いてあって、でも現実はそうじゃなくって、相談しても”無理”って一言言われるだけで、”法人の方針です”って言われて、結局それでお終いになって。


私のやってることなんて本当にくだらなくって、小さくって。

世の中にはもっと困った事になっている人がいっぱいいて。

理不尽な目にあっている人もいっぱいいて。

戦争とかあったら命も知れないし。

自然災害とかだったらそんな事も言ってられないし。

だから、私が苦しんでいるのは本当に小さくて下らない事。


向こうには向こうの常識があって、そっからはみ出した私は異分子で困った人なんだろう。向こうの事情も何となくわかる。

でも、もう少し、対応の仕方もあったんじゃないだろうか。

相手尾やることは、時が経って、私がいなくなるのを待っている。

私の存在を無視している。

いなくなったらまた、お綺麗な経営理念を掲げて、目に見える分かりやすい実績を積んで私みたいな一人が病んで苦しんでいても何にも無かった。

困った人がいなくなった。

良かった良かった。

って思われるだけなんだろう。


相手に期待してもどうしようも無いって分かっているのに、恨んでしまう気持ちが止められない。

そんな下らないことで、自分の体調を崩してメンタル病んで、仕事も出来なくなって。

自分で勝手に自分を壊していくなんて馬鹿馬鹿しいと思って、頑張って食事を摂ろうとしても何だか味がしない。

悔しい事が、忘れようと思っても忘れられない。

苦しくて悲しくて、自分が価値ないものとしか見えなくて。

とにかく息が出来ない。

早く楽になりたい。


今すぐ楽になりたい。

苦しくて、切なくて、重たくて。


私なんて、消えてしまえば良いのに。







+++++++


ってな感じで、鬱になりました。



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