表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/16

勉強会

 そして次の日。

 

 俺と柊木星来は放課後に勉強会をした。

 教室の俺の机と前の机を向かい合わせている状態だ。

 「こ、ここはこうで、だからこうなるんだよ。」

 前回のテストで間違えたところを教えている。こう見ているとこの子は相当頭がいいことがわかる。特に英語と国語は90点台。まぁ俺もだけどね。

 「あーーーなるほど!そういうことか!私、数学苦手でさー。」

 「そ、そうなんだ。それでも、、、80点も取ってるよ。」

 「え、でも松竹くん100点じゃん!」

 「はは、まぁね、す、数学得意だから。」

 「えーー!羨ましい!」

 「はははは、、、、」

 なんて返せばいいのか分からないのが本音である。

 真剣にシャーペンで数式と文字を書き続ける星来の姿は夕焼けと重なって美しく、大人のような雰囲気をもっと掻き立てている。まるでセクレタリーのように見えた。

 その後も勉強会は続き。時計は17時を回っていた。だいたい1時間くらいやったかな。

 「んーーー//お疲れ〜~。今日はありがとうね!本当に!またよろしくお願いします!」

 と背伸びをして言った。

 「あ、うん。僕も、ありがとう。。」

 普通に俺も勉強になった。

 「松竹くんは駒ヶ根市に住んでる?」

 「あ、そ、そうだよ。」

 「そっかーー。私伊那市に住んでるから、電車なんだよねー。」

 「そ、そっか。」

 そのまま会話は終わり、俺たちは勉強道具をリュックにしまい、教室を出た。

 「じゃあね!松竹くん。」

 「え、あうん。さようなら。」

 「、、、、、、、、、、、、、、、、、」

 「ん?、、、今なんか言った?」

 「なんでもないよ。じゃあねーー」

 そのまま星来は去っていった。俺には確かに聞こえた。

      『一緒に帰りたかったなーー』

 と。

 

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、評価を5つ星よろしくお願いします!

感想もよろしくお願い致します!

ぜひよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ