契約
「あ、あの私に勉強教えてくださいっ!!!!」
という言葉が柊木星来から放たれた。
俺は聞き返す。
「え、、どゆこと?」
「私、中学の頃からずっと学年1位取ってきたの。だから高校でも1位とりたくて、、でも前回のテストの1位は松竹くんで。」
へー。中学の頃学年1位なのになんでここの高校なの!?もっと上あるでしょ!と思ったが聞かないように使しよう。なにか事情があるのかもしれないしね。
「そ、それで?」
と聞き返す。
「私、高校でも1位をとりたいの。だから1位の松竹くんに教わりたいと思って!!」
その時の柊木星来の目は希望と決意で満ちていた。
話を整理すると、学年2位の柊木星来は、学年1位になりたいから学年1位の俺に勉強を教わる。ということになる。本当に何言ってるか全然理解できないんだけど。なに?俺が便器の人だからって?やかましいわ!!
「で、でもさ前のテスト、、、、2位だから教わる、必要ないと思うけど、、」
「ち、ちがうの。私だってわからないことはあるよ?だからそれを教わるには私より上の人間、つまり松竹くんに教わりたい!」
そこには違う意味もあるように感じた。
俺は気づいてしまった。アウトプットするにはちょうどいいのでは?と。これを機にもう1段階自分をレベルをアップさせよう。コミュ障回復も含めて。
「わ、わかった、、、、そこまで、、い、言うなら。」
「ほんと!?ありがとう!よろしくお願いしますっ!」
目をキラキラさせ、身を乗り出している。相当嬉しいのだろう。
そして俺らは、『勉強を教える、教わる』契約を交わした。
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