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災難

 そしてそして自己紹介は進み俺の隣の席の女子に回ってきた。この女子は何気に覚えている。なぜならテスト前にダルそうにテストいやだぁと言っていたからだ。俺とは無縁の言葉だ。そして彼女が口を開く。

 「こんにちは。三谷琳です。しゅ、趣味は絵を描くことです。好きな食べ物はパフェです。あ、スイーツ全般好きです!よろしくお願いします!」

 か、か、かわいいぃ!なになに、髪色は白で髪型はボブ。頬が少し赤く染まっている。まるで天使のような雰囲気。でもってスイーツ好きだと!?本当に可愛すぎる、、でも勉強を極める俺とは無縁だけどな。

 そして自己紹介は終わり、帰りのホームルームも終わり解散となった。

 そしてここで事件が起きる。

 それは、俺が黒色のリュックにノートやらなんやらを詰めこんで、立ち上がり教室の出口に向かうために、教室を歩いているときだった。

「おい青野!これキャッチしろーーー。」

「はいはい、わかったけど、っっっあぶなっ!」

青野が俺にぶつかってきたのだ。そしてそのまま、真横にあった机にぶつかる。教室には、ずぅずぅがががっっという音が響いた。机の上にあった黄色の筆箱や青色のリュックは地面に落ちた。

「わ、わりぃ、、俺の注意不足だ。、、、えっっと名前なんだっけ?」

「だ、大丈夫。松竹だよ。」

「松竹!本当にごめん。」

「う、うん。わかった大丈夫。」

はぁ、青野は何やってんだ。陽キャだからと暴れて。呆れるよもう。さっさと帰ろう。

 しかし、地面にはさっき俺がぶつかって落ちた、黄色の筆箱が落ちていた。さすがに俺がぶつかったんだ、拾ってあげようと腰を下ろし、その筆箱を持とうとした瞬間、俺の手と肌の白い可愛らしい手が触れた。

「あ、え。」

「え。」

 顔を上げると黒髪ロングで、驚いた顔をしている女子がこちらを不思議そうに見ている。しかも、顔と顔の距離が近すぎないか。30cmくらいしか間がない。うん、気まずい。どうすればいいの!?

 俺はすかさず筆箱を取り彼女に渡した。

「ぶ、ぶつかってごめん。あ、あのこれどうぞ、、」

彼女はそれを受け取り

「ありがとう。松竹くん。」

っとニコっとした顔で言った。ええええ!!俺の名前覚えてるの!?少し嬉しかった。

「え、名前覚えてるんだ。」

「もちろん!自己紹介ちゃんと聞いてたもん!私の名前わかる?」

やばい。ピンチ。わからない。彼女は覚えててくれるのに俺だけわからないとか失礼すぎだろ。でもここは素直に。

「ごめん。わからない。」

「そ、そっか。そうだよね。1回しか聞いてないもんね」

と少し悲しそうな感じで言う。

「ほ、ほんとに、ご、ごめん。」

「大丈夫。私の名前は柊木星来。よろしくね。」

なんと可愛らしい名字と名前の組み合わせだ。

「う、うん。よろしく。せ、星来さん。」

少しオタク風になって、気持ち悪かったかもしれないが、気にしないでおこう。

 そのまま会話は終わりさようならと伝えて教室をでた。

 はぁーーーめちゃくちゃ緊張した。あんな可愛い女子と至近距離で会話するなんて。緊張しないわけ無いだろ!!



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