クラスマッチ⑤
さて、いつもはクラスでぐぅたらしている三谷琳の姿をあとにし、星来のバレーボールを見に行くことにした。
そういえば星来って部活入ってるのかな。いつも勉強会してるからやってないと思うけど、、
そして第2体育館に到着した。こっちの体育館は改装されたばかりで、天井や壁、床などの木は黄色く少し輝いて見える。ギャラリーも第1体より広く、ゆったりできそうだ。
ギャラリーから体育館全体を眺めると、1年A組のチームがバレーボールをしていた。相手はどうやら2年生のようだ。
「はい、そっち!」
「あぁい!」
などと女子たちがトスをしあっている。星来を見つけようとしたがそれらしき姿がない。どこだどこだと探していると、意外にもこんな姿があった。
髪型はポニーテール、首や頬に汗が滴っていて、かっこよくそして鋭いスパイクを放っていた。
え、ちょ、ちょ、ちょ待って。めちゃくちゃ運動神経いいじゃん!どゆこと!?普段勉強しかしてないよね?
中学でやっていたのかな?
そんなことはさて置き、得点板を見てみることにした。そこには、20対9と書いてあった。もちろん、20点は俺のクラスだ。うん、無双しすぎじゃない?
そのまま試合は続いた。星来も何度もスパイクをかましていた。
なんか、俺のサッカーとは大違いだなーー。はぁ。とか萎えている。まぁ勉強専だからしょうがないよね。
とその時、星来が俺に気が付いたのかこちらを振り向いた。ニッコリしながら手を振ってくれた。俺も動揺しながら振り返す。
このあと起こるちょっとした悲劇も知らずに、、
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