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三色ルーレット 1

あらすじ

魔力0で追放されたミナトはカジノに連れて行かれて三色ルーレットっというギャンブルをすることになった。


「三色ルーレット!?」

「そうです。ルールはディーラーからお聞きください」

「は、はい」

ルーレットの前に用意された机といすに座る。

机にはピンクと水色と黄色のそれぞれ違う色の布が置いてあった。


すると奥からぴちぴちのスーツを着た金髪の女性が出てくる。

胸のボタンは今にも外れそうだ。

黒の手袋をした彼女は机の前に立つ。


「あなたが転移者様ですね。名前をお聞きしてもいいですか?」

「はい。えっと、笹路 港(ささろ みなと)と言います」

「笹路様ですね。私の名前はフリルと申します。

ではルーレットをする前にこちらの契約書にサインをお願いします」

「えっ、ああ、はい」


契約書には読めない字で何か書かれていた。

「あの、内容が読めなくて…これなんて書いてあるんですか?」

「ギャンブルをすることに必要な書類といいますか……。

まあ書かなくても出来ますが、書いた方が勝った時スムーズに話が進みます」

「えっと、」

ギャンブルってやったことないけど契約書は危険だ。

こういうのはエロサイトで死ぬほど学んでいる。


「書かなくても出来るんですよね。じゃあ、書かないでやります」


「…そうですか。分かりました。ではルールを説明します。

最初、笹路様には10枚のチップが与えられています。

この10枚のチップをピンク、水色、黄色の三色のどれかに賭けてください。

賭けるのは全ての色でも構いません。ただし、それぞれの配当が違うので理解してください」


そう言うと彼女は一枚チップを取り、ピンクのマスに置いた。

「ピンクの配当は一倍」

彼女は次の青のマスにチップを置く。

「水色の配当は二倍」

次のマスへとチップを動かす。

「そして、黄色の配当は五倍となります」


「五倍!?」

「五倍です」

「でも待ってください。ルーレットの三色の割合は均等ですよね」


モニターを指さす。

モニターにはカメラで上からルーレットを撮った映像が映し出されている。

でかいルーレットなので確認するのがめんどくさいからなのだろうか。

そこのルーレットの三色それぞれのマスの広さは同じだった。

「そうです。なのでどれかの色に賭けた場合三分の一で当たります」


おいおい、なんだこのルール!

勝ち目しかないじゃないか!

配当の一番低いピンクには賭けず、ずっと水色と黄色にかけ続ければいい。

そしたら当たるのは三分の二。水色なら無傷で済むし、黄色で当たれば枚数を増やせる。


「最後に勝ちの条件を提示させていただきます。

全部で五回ルーレットを回します。そして、五回のルーレットを終えた時点で10枚以上持っていた場合、笹路様の勝利となり、100万ゴールドを差し上げます。

ですが、10枚以下だった場合、笹路様の負けとなります。

その時はそちらの転移者のバングルを没収させていただきます」

「えっ。それだけ?」

「それだけです」


なんだよ。ほぼノーリスクじゃないか。こんなバングルあってもなくても一緒だ。

「やります。やりましょう!」

「そうですね。まあ一回目はお試しです。どうぞ好きに賭けてください。

これは本命勝負とはカウントしませんので」

「分かりました」

水色と黄色のマスに五枚ずつ置く。

試しなんだからこれでいいだろう。


「ではルーレットスタート!」

その掛け声と共にルーレットが回転し始める。

ルーレットの回転はどんどん加速して竜巻のような状態になる。

モニターのルーレットの回転はもう目で追えない速度になっていた。

ルーレットも竜巻の風で覆われて見えない。


「うわっ!な、なんですかこれ!?」

大声でフリルに話しかける。

「説明し忘れていましたね。三色ルーレットの回転は風の魔法を使いとてつもない速さで回るルーレットの中に球を入れるというものになっています」

「な、なんでそんなこと!?」

「盛り上がりに欠けるので。笹路様の世界に魔法はなかったでしょう?

ここでの名物として見てもらいたいので」

「な、なるほど」

「では、球を投入します」


フリルはスイッチのようなものを取り出すとそのボタンを押した。

するとモニター越しから真ん中に球が落ちる様子が映し出された。

カメラは台風の目のような状態になっているのかモニターには綺麗な映像が映し出されていた。

球は落ちたあとすぐ見えなくなってしまう。


「ストップ!」

フリルがそう叫ぶとルーレットの回転が徐々に遅くなっていく。

球が振り出されないのが不思議な速度だが、どうなったんだ?

モニターを見守る。

ようやく目で終える速さになる。


三色ルーレットはでかくそれぞれの広さが同じだからか既に球は一つのマスで転がり続けていた。

「当選は水色となります。おめでとうございます!

まあ練習ですが、」

そう言って彼女はポッケから透明なトングのようなものを取り出して

ルーレットから球を回収しに行く。


こんな勝ち目しかないギャンブル良すぎる!

「だいたい分かりました。本番やりましょうよ!」

「ええ、そうですね」

その時、フリルは不敵な笑みを浮かべた。

読んでいただきありがとうございます。

これから毎日投稿しようと思っているのでブックマークして置いてもらえると嬉しいです。

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