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勤務初日


朝起きる。

「うーん」

伸びをしてベットから出る。

窓の外を見る。知らない景色が広がっている。

「夢じゃないのか」

そう呟く。

「ミナト、早く準備して!朝早いんだから」

後ろではフリルがそう言っている。

「えっ、着替えって……」

「ここでするのよ。私は見ての通りもう着替えたから」

「えっ」

しまった。もっと早く起きるべきだった。

いやそうじゃない。

「いやそうじゃなくてもらってないんだよ」

「もらってなかったの?じゃあリュウのとこ行こう」

「分かった」


「ああ、忘れてましたね。どうぞこれです」

リュウさんからスーツのようなものを受け取る。

「ありがとうございます。これって」

「うちの制服ですね。正確にはタキシードってやつです」

「ああ、なるほど。着替えて来ます」

「お願いします」


「うん。いい感じですね。ディーラー感がでてきました」

「まあ、私ほどじゃないけど似合ってるんじゃない?」

二人から服装を褒められる。

「似合ってるならよかったです」

「じゃあ、フリルさん。彼に仕事を教えてもらえますか?」

「えっ。私、他の仕事あるけどいいの?」

「もう別の人に頼みました。お願いしますよ」

「はぁ、わかったわ。ミナト、行くわよ」


フリルに連れられて廊下を歩く。

「あの、質問してもいいか?」

「いいわよ」

「この世界の言語が読めないのに、ここに住んでいる奴らの言葉が日本語で聞こえるのはなんでなんだ?」

「ああ、それもバングルのおかげよ。このバングルには不思議な力があって私達が聞く言葉を日本語に翻訳してくれて、また私達が話す言葉も異世界語に翻訳されてるの」

「じゃあ、異世界語を勉強しなくてもいいってことか?」

「そうね、まあリュウは勉強してたみたい。なんか法律とか理解するのにそっちのほうが早いんだって」

「ここって法治国家なのか?」

「一応ね。まあ、王女様が言ったらそんなの覆るけど」

「なるほど」

「そんなこと言ってたら着いたわよ」

「彼女は大きな扉を開く。

「ここが、異世界カジノ……」

「あれ?まだ見てなかったっけ。まあいいや。客が入る前にここにあるギャンブルについて説明しとくわ」

フリルは僕をそれぞれのギャンブルに案内する。


「ここはトランプ系ね。ポーカーとかブラックジャックをやるわ。

あ、異世界でもトランプのルールは変わらないみたいだから心配しなくていいわよ」

「なるほど」


「次にここが、スロット台ね。魔力を注いで回す台とゴールドで回す台があるわ」

「魔力で回せるのか?」

「まあね。言ったでしょ魔力はゴールドの代わりになるものだ、って。

魔力がないと動かないものはたくさんあるわ。向こうでいう電気みたいなもんね」

「電気か。あ、そういえば、魔法の中に雷系の魔法はないのか?」

「雷系の魔法はないとされているわ。でも、こっちの世界にも一応電気はあるのよ」

「電気がある!?」

「そんな驚く?頭のいい奴がいたらそりゃああるでしょ」

「すごいな、魔力に頼ればなんでも出来る中で電気を作るなんて」

「まあ、魔力は一応有限みたいなところあるから。一人一日、使える魔力の量は決まってるし。

それに比べて電気は発電さえ出来れば無限だから」

魔力って有限だったのか。いや、まあ僕には関係ないけど。

「何で発電してるんですか?ってか電柱は?」

「魔力よ」

「魔力?電気系の魔法はないって言ったじゃないですか」

「電気系の魔法はないけど、炎とかあるでしょ。火力発電とか水なら水力発電ね。

別に電気系じゃなくても発電出来るし、考えれば分かるでしょ?バカなの?」

「うっ」

確かに。

「電柱がないのはそれぞれの家の下に発電システムがあるからね。

そのまま繋げば使える感じのやつ」

「それって地下労働してる人がいるってことですか?」

「うちは膨大な魔力をつかうからそうしてるけど、他のところは魔力をチャージする装置みたいなのに魔力を貯めて、それを発電システムに繋ぐことで、自動で魔法を使って発電してるって感じね」

「なるほどな」

なんかしっかりしすぎだな異世界のくせに。

いや、これが普通なのか?


「じゃあ次ね。ここが、一番人が来るギャンブル」

そう言って彼女はとても大きい舞台のような場所に案内する。

一対一(タイマン)バトルステージよ!」

「一対一バトルステージ!」

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