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異世界じゃんけん2

二回戦目の異世界じゃんけんが始まる。


一回目

「「じゃんけん」」

「ほい」「……」

2人の手は、リュウさんが火、はげた男は水を出していた。

「よしっ。幸先いいぜ!」

はげた男は盛り上がる。


二回目

「「じゃんけん」」

「ほい」「……」

リュウさん水を、はげた男は光を出した。

「よしっ。二勝目」

ここからがこの勝負の決めてとなるだろう。

大事なのはリュウさんの光の使いどころだ。

はげた男が炎だすタイミングで光を使うと負けになる!


ー-------------------------


頭から汗をかく。はげた頭を大切にしながら撫でる。

負けられない。俺はこんな所で負けるわけにはいかないんだ!

リュウという男に雇われたのは俺が三色ルーレットで負けてからだった。

割と名のある冒険者だった俺は金を全部カジノに取られた。

そして、ホームレスとなった時にこいつは俺を雇ってくれた。

恩は感じているが、この男のカジノさえなければこんな事にはならなかったんだ!


三回目の勝負!

あいつは光をだすタイミングを見計らっているはずだ。

あと一勝すれば勝てる。落ち着いて考えるんだ。

リュウの残り手は風、土、光。

俺の手は、火、風、土。

ここでリュウが出す手として最善なのは土だ。

俺の残り手にあいこか勝利で終わることが出来る。


だが、この男がそんな安牌をとるような人間だろうか。

ここでリスクを取るなら何の手をだす?

……風か。風で俺の火に当てるのを狙っているんだ。


リュウの方を見る。彼は口元を覆いながら話かけてくる。

「まだやりませんか?」

「考えさせろ!こっちガチなんだ!」

「はあ、こっちもガチですけどね……」


「ふっ」

思わず鼻で笑う。そうだ!あと一勝すれば俺は勝てるんだ。

なら取る択は一つだ。期待値の高い手を出せば必ず勝てる!


三回目

「「じゃんけん」」

全身全霊の火をだす!

「ほい!!!!」「……」

リュウの手は……風!?

「なっ!う、うっ」

「勝ちましたね。まずは一勝目」


まずい、まずい!

相手の残り手は光と土。俺の残り手は風と土。

もう勝つことは不可能だ!

いや、落ち着け!


「「あいこにすれば、まだチャンスはある」」

「えっ」

リュウが俺に対してセリフを被せる。


「残念ですけど、あいこになることはないですよ。

あなたがどういう人かはさっきの試合で把握しました」

「なっ。はったりか?」

「はったりかどうかは次で分かるんじゃないですか?」

「くっ」

落ち着け。あいつははったりで俺を動かそうとしているんだ。

どっちを出すかしっかり考えろ。

……。そうだ!そもそもこの勝負はリュウにとっては捨ててもいい勝負のはずだ!

俺があいこならもう一度このじゃんけんをやるだけ、勝ったらラッキー程度だろ。

なら、ここの手は間違いなく、光だ!

ならここは風を出して、次の勝負をあいこにしてもう一度じゃんけん勝負だ!


4回目

「行くぞ!

「「じゃんけん」」

「ほい!!!」「……」

俺の手は土。リュウの手は光。

「なっ!」

「はったりに乗ってくると絶対思っていました。

あなたはバカ、ですからね!」


リュウの方を見る。

リュウは口元から手を外す。

二ィ、二ィヤァァァァァァアアア!!!

そんな効果音が聞こえそうなほど彼は不敵に笑っていた。


「なっ、なんで!?」

「風を出すつもりだったんでしょう。でも直前で手を変えた。

三回目の勝負で自分の考えを読まれたからですね」

「ぐっ」

「挑発したことでその失敗を取り返そうと焦った。

そして相手は自分の思っていることと反対の事をすると勝手に考えた。

バカの思考って感じですね!」


「なっ、こいつぅぅ!」

殴りかかろうとするが体が動かない!

「フリルさん、ありがとうございます」

リュウの隣にいた女の目が赤くなる。


「別に?負けてたらこうするつもりだったんでしょ?」

「まあ、そうですけど」

リュウは俺の腹を思いっきり殴る。

そこで俺の意識はとんでしまった。



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