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異端の戯曲

ヘカトンベを捧げよ

作者: 民間人。
掲載日:2021/12/24

 心せよ、汝らに、これより語るは我らが君


 海原を征くデルピスの言葉 一つたりとも聞き漏らすな


 神慮めでたく、我らが君よ その遠矢は彼らに禍を齎すもの


 そのフォルミンクスは彼らに癒しを齎すもの


 汝らよ、君を讃え奉り祈りを捧げよ 君は汝らに告げられる 


 その遠矢、汝らの住まう空に降り注ぎ 一度その身を射貫かれれば


 瞬く間もなく次々に、禍が汝らに降り注ぐだろう


 それは我らが君の数字の年、700オリンピアードまでに齎される


 もし汝らが君を畏れるならば、君を讃え奉り、祈りを捧げよ


 海原を征くデルピスに、畏れの言葉を告げよ


 額を割り、汝らの頭より滴り落ちる、ヒヤシンスの花を捧げよ


 これらを700オリンピアードまでに捧げれば、汝らへ向けられし弓は降ろされる


 もし禍から逃れたならば、汝にフォルミンクスの拝聴を許す


 ただし、心せよ、神ならざる者たちよ


 未来を読み、契りを交わすことなきよう心せよ


 汝らに予期しうるものなどないと心せよ


 その矮小さ、醜さを知り、或いは君より授かるがよい


 元より汝らは君には及ばぬ 過ぎたる望みを求めてはならない


 過ぎたるものは君へと返せ


 即ち汝ら、我が君、アポローン・デルピニオスへ、ヘカトンベを捧げよ


 

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