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真実

誤字とかあったらすいません

これからいつもどうりくらいの投稿ペースになると思います

それではどうぞ

リビングに行くと雛がいた。

「なにしてるの?」

俺は変に思われないように少し子どもっぽく言った。

すると雛が

「大和お兄ちゃんがお昼寝してたから1人で遊んでたんだよ」

「あっ、そうなんだ。ごめんね一緒に遊ぼ!」

「うん!」

俺はその時この頃どんな遊びをしていたかを思い出していた。

1番よく遊んだのが、ごっこ系の遊びだった。

「何して遊ぶ?」

「えっとね。魔法少女ごっこ!!」

「うん。わかったいいよ。それで僕は何役?」

「うーん、大和お兄ちゃんは…」


『魔法が使えない人!!』


今の俺にはかなりきつい言葉だった。

「うん…わかったいいよ。それで雛は何役?」

「もちろん魔法少女!!」

「わかった」

「大和お兄ちゃんじゃなかった、大和君私が魔法を教えて差し上げましょう」

(もう始まっているようだ)

「ありがとう!えっと君わ?」

「私は魔法少女マジカル雛ちゃん!」

「今日はどんな魔法を教えてくれるよですか?」

「今日はですね“こおり”の魔法です」

「はい!どんなことをすればできますか?」

「えっとですね。まず、左手を前に出します」

(そういえば、Frameの時は右手だったな…まさか)

「それでね「ちょっと待て雛!!」

「何大和お兄ちゃん?今いいとこなんだけど」

「家の中でそんなことしたら危ないだろ?」

「ふぇ?どうゆうこと?」

「いや、別になんでもないんだけどさ」

「続きやるよ?」

「わかった」

「左手を前に出して、こう叫びます」


『Glacier』


雛がそう叫んだときリビングが凍りついた。

俺はその時雛の隣にいたのでなんとか助かった。

「え?大和お兄ちゃんこ、これどうゆうこと?」

雛はひどく怯えて言った。

「大丈夫お兄ちゃんが何とかするから。雛はままに電話して」

「う、うんでもなんて言えばいいの?」


『お兄ちゃんが大事な話があるから仕事が終わったら早く帰ってきて』


「そう伝えてくれればいいよ」

「わ、わかった。雛がんばるね」

そういい雛は電話の方に走っていった。

俺はとりあえず『Frame』を唱えてみたがやはりでなかった。

ので、母の帰りを待つことにした。

途中雛が不安そうな顔をしていたので、慰めるのと同時に絵本を読み聞かせ俺の部屋で寝付けた。

______________________

日が落ちた頃には母が、帰ってきた。

「大和大事な話って何?」

「とりあえずこれを見てくれ母さ…まま」

「これってどれよ」

俺はそう言うと母をリビングに案内した。

「大和これどうゆうこと?」

「母さんならわかるんじゃないか?」

「あなた今日どうしたの?急に“母さん”なんて呼んで」

「後で説明するから。とりあえずこの魔術を解いてくれ」

「!?なんでそれを…まぁ話はあとって顔ね。わかったとりあえずこれを解くわ」

母がそう言うと右手を前に出しこう叫んだ


『Frame』


そう言うとリビングの氷は全部溶けた。

______________________

「さぁ大和話そうか」

母はそう言うと仕事をするときの白衣をきた。

俺は息を呑む。

なぜならどこまで打ち明けていいものかわからずにいたからだ。

「まずはえーっと“部屋がなんで凍りついたか”についてかな」

「雛がやった」

「そう。それでなんであたしならわかると思ったの?私はあなたになんかいった覚えはないんだけど。子供ならふつう焦るはずよね」

(勘が鋭い。ここまでとは思ってなかったが、もうすべて明かそう)

「えっと…『心の扉』から来た」

「なるほどね」

「少し余談になるけどいいか?」

「どうぞ」

「あれってどうやったら出れるんだ?存在はなんとなく知っていたが…出方までわ…」

「心の傷を解消したら出れるわ」

「どこまで研究は進んでいるんだよ…」

「心の扉と魔術は無関係なのよ」

「そうなのか…」

「あなた魔術は、使える?」

「使えない…」

「この中なら使えるんじゃない?」

「どういうことだ?」

「あなたが魔術を使えないことについて話すわね」

「あ、ああ」

「それは雛が、大人になるまでの間魔力を抑えているからよ」

「っ!!」

「雛の魔力が発動するのがそろそろだと思っていたから、今日それについての論文をまとめてきたとこだからいつでもできるわよ」

「ちょっ待ってくれ」

「?なに」

「その魔力を抑えるのっていつまで続くんだ?」

「そうね高校生くらいまでじゃないかな?」

「今高校生だ。それなのになぜ俺は使えない」

「そんなに魔術が使いたい?」

「ああもちろんだ」

「なんで?」

「今や学校の授業にもなって成績も必要だし、何より妹を雛を守れないだろ!!」

「別に大丈夫よ。雛があなたを守るもの」

「そういう事じゃなくてだなぁ」

「もう無理なことを言わないで」

「!?」

「あの子を拾ってから大変だったのよ。彼女の魔力が強すぎてよく暴走するし、そんなとこほかの人には絶対に見せられないし。だから私たちはこの魔術で魔力を抑える方法を考えた」

「…」

「大和がつらい思いをするのはわかってたでも、あの子は捨てられない。だって…」

その時だった

《ピンポーン》

インターフォンがなった。

「ご、ごめん。ちょっとまってて」

「あ、ああ」

母がインターフォンをならした人の相手をしている間に思考をまとめようと思ったのだが、こんな声が聞こえてきた。

「あれ!どうしたの家まで来て」

「わるい、上がらせてもらうぞ」

「ごめんねぇ、あがらせてもらうネ」

(ん?この声って…)

「大和ちょっといいかなお客さん来ちゃった。自分の部屋にいられる?」

「いや、話を聞かせてくれ」

「ガキは大人しく昼寝でもしてろ」

「…てゐ…」

「およよ?息子さんかナ?」

「校長…」

「「は?」」

「おいてめぇ誰から聞いた」

「えっと…こ、心の扉」

「んだよ、それか。そこのやつが校長なら、俺は先生ってとこか?何呼び捨てしてんだよぶっ殺すぞ」

「無愛想すぎるからだよ」

「アハハいたいとこつかれたねぇ」

「くそ、これでも愛想よく振舞ってるつもりなんだが…」

(((え?あれで…)))

「何見てんだよ」

「いや、なんでも…ところで先生達って母さんと、どういう関係なんですか?」

「同じ研究チームなのよ」

「そ、そうだったのかよ…つーかなんで自己紹介の時にあんた俺の親知ってるとか言わなかったんだよ」

「今の俺が知るかよ」

「…」

「それでてゐくんたち今日は何のようだっけ?」

「スルガはかせぇ忘れないでくださいよぉ〜」

「そこのガキの魔力を全部奪うんだろ」

「ちょっと待ってくれよ、魔術って【血】を使うはずだろ?それなら俺はすぐに死ぬぞ」

「ガキがピーピーうるせぇなぁ。黙ってろ」

「この魔術わねぇ、【血】を必要としないんだよ」

「は?」

「そうだけどね魔力は失われる」

「意味がわからねぇどういうことだよ」

「愛情ってわかるよなぁ」

「あたりまえだ」

「それで魔力をおさえるんだよぉ」

「ほ、本当か?」

「あたりまえだ」

「わかった。じゃあやってくれ」

「りょ〜か〜イ」

「ごめんね大和その代わりになんだけどラムネあげるね…」

______________________

その時だった、俺は気がつくと珠さんの前に立っていた

「おかえり大和君大丈夫だった?」

戻ってきたようだ。

「は、はい。あれ?てゐ、先生は?」

「彼は授業があるからって先に帰ったわ」

「ああ、そうですか」

「どうだった?試練は」

「自分が、魔力失った時の記憶でした」

「そう」

「それで、このあとはどうするんですか?」

「とりあえずクラスに行こうか」

「わかりました」

______________________

俺はそのまま珠さんと一緒に教室まで行った。

教室の扉を開けるのがすごく嫌だったが、珠さんが俺が戸惑っているのを見計らって開けてくれた。

「あっ…」

「何突っ立っていやがる、早く座れ」

「す、すいません」

「あーっと、(ぎょく)お前は帰っていいぞ」

(?)

俺はてゐの言葉に違和感を覚えた。

そんなことを頭で考え、俺は席についた。

「お兄ちゃん…朝はごめんね…」

「いや、大丈夫だよ。あれぐらいしてもらわないとね」

微笑みながら言った。

「いま、何の授業?」

「魔法陣」

「ありがとう」

『授業内容

・ディメンションゲート

グランドオーダー(全てを司る竜)を呼び起こす。

あまりにも魔力の消費が膨大なので、伝説級』

今日の授業は俺には無関係だなっと心の底から思った。

______________________

俺が授業内容をまとめていたら、大牙が話しかけてきた。

「よう大和、調子はどうだぁ?」

「少なくともお前よりは悪い」

「…どうゆう意味だよ」

「言葉の通り」

「実際大丈夫なのかよ」

大牙はアホみたいなやつだが、友達思いの良い奴だ。

「ああ、心配してくれてありがとう。もう大丈夫だ」

「そうか、なら良かった。あんまり雛ちゃんに迷惑かけるなよ」

「わかってる」

そんな会話をしていたら、放送が流れた。

《ピンポンパンポーン

一年D組駿我大和、駿我大和、職員室に来なさい

ピンポンパンポーン》

「おい、呼ばれてるぞ早く行け」

「お前に言われなくてもすぐ行くわ」

俺達は互いに笑った。

______________________

職員室に着くと、てゐと校長が話していた。

「アーきたきたぁ」

「遅いぞ」

「今なったばっかだろ」

「お前そんな口調だったか?」

「心の扉で色々あったんだよ」

「存在を知っていたんだな」

「…まーな。それで、何の用だ?」

「お前は、あの日の出来事を思い出したんだろ。なら分かるはずだ。」

「魔術を使わずに戦う方法か?」

「まぁ、そうなるな」

「ソーダねぇ。魔力を消したワタシタチにも責任あるからねぇ〜」

「ありがとうございます」

「お前は、基本的な授業は受けてもらうが、魔術の時だけはこの[頭のおかしい奴]と特別授業だ」

「もぉ〜ひどいなぁ。そんな言い方」

「本当に酷いな」

「これでも愛想よく振舞ってるつもりなんだが…」

(またそれ言うのね…)

「何見てんだよ」

「いや…あっ、ひとついいか?」

「んだよ」

「てゐ先生達って母さんと、知り合いなんだろ、なんで自己紹介の時に言わなかったんだよ」

「今の俺に聞くな」

(テンプレ?)

「用事ってそれだけですか?」

「ウン、そうなるねぇ」

「ああ、そうだ。だが、次が魔術の授業だから、ここにいていい。それにもうすぐなる」

「わかりました。あっ」

「なんだ」

「何個か質問いいか?」

「答えられる範囲でな」

「なんで愛情で雛の魔力が抑えられたんだ?」

「あの頃の俺はそんな事言ったのかよ」

「あ、ああ」

「そんなの嘘に決まってんだろ」

「なっ!?どういうことだよ」

「お前が嘘だときずいたところで、結果は変わらなかったと思うがな。つーか普通に考えたらわかんだろ。お前どんだけアホなんだよ」

「…」

「あの時は、お前の母親、駿我博士が5歳のお前にラムネだといい睡眠薬を飲ませて、寝静まった頃を見計らって、生命力を半分ほど頂いた」

「せ、生命力を…」

「ああ、おまえが生きていられるのもあと少しだろ」

「ちょっと、ちょっと待ってくれよ」

「なんだ?」

「そこまでして雛を生き残す意味ってなんだ」

そういったところで、チャイムがなった。

「わるいな、俺は行く」

「まだ話は終わってないぞ!」

てゐはそのまま去っていった。

「校長…授業ですか?」

「う〜んそうなるねぇ」

「俺があとすこししか生きられないって本当ですか?」

「う、ウン」

「わかりました。その間俺は精一杯雛のことを守ります。なので、雛を守る術を教えてください」

「モチのロンそのつもりだよぉ」

俺はもうすぐ死ぬでも、たった一人の妹を守れずに死ぬのだけは嫌だから出来ることをやりたい。

お疲れ様でした

中二病感ひどかったと思いますが。

もうすぐ終わります

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