男
一瞬それは熊のような体をしていた、だがよく見ると体長が約2mにもなる大男しかも背中には自分と同じくらいの大剣のようなものせよって平然と立っていた
「・・・危ないぞ少年」
「っひ・・・・・」
とっさにアレンは逃げようとしたが恐怖のあまりか腰を抜かしてしまい立ち上がることができなかった。
男はそれを見ると申し訳なそうな顔をして何かを取り出した。「あまりものだが食べるか?」そう聞かれたが、今は後ろから騎士が来ているかもしれないと思いと姉のあの姿を見てしまっているから余計に食べることができなかった。そこで大男は何かにおいがしたのか村のほうを見て言った。
「お前の村は襲われているのか?」
アレンは襲われていると言おうとしたが恐怖のせいで言葉が出ないそうすると男はおもむろ持っていた荷物を置きアレンに「荷物を頼む」と言って背中にせよった大剣に手を当てながらアレンの来た道をものすごい速さで走っていった。アレンは逃げようとも思ったが今は走っていった人の荷物を任せれてしまったため逃げられずにいた。
そして何時間たったのだろうあたりはすっかり暗くなるころ、村のほうからとても大きな音と炎のような光が見えた。そうすると松明のようなものを持った男が帰ってきた。だがその服は最初に会った時とは違い赤くそして黒い液体がそこらかしこについていた。
男はゆっくりと剣を置いて少年のほうを向き言いました。
「一応村の死んでいた者たちは弔ってきたんだが途中で騎士と戦闘になってしまってな何人か逃がしてしまった。」
アレンは目に何かがこみあげてくる感覚になった、だがお礼をしたくても姉さんとの別れがいまっとなってきてしまいお礼を言うどころではなかった。男はアレンを静かにそして思う存分に泣かせてやった。