姉との別れ
今回は少々下手です
そこにあったのは丸い物体ヘレンとアレンは知っていた、だが頭がそれを否定したがっている。
「う、嘘だ」
「ゲ、ゲイルさん?」
そうそれはこの村の村長ゲイルの首であったそしてその近くには騎士がいた。だが、その騎士の鎧は光を反射するような銀ではなくまるで何かがかかったように赤い色をしていた。そして近くにいた騎士は二人にゆっくりと近寄って行った。
「貴様らはこの村の住人か?」
「はっ、はい。そうです騎士様」
そうヘレンが騎士に言ったところ騎士はヘレンを舐め回すような目でみると
「この村には王国反逆の罪がかかっている」
「そんなことがあるわけないでしょう騎士様」
そうこの村は王国の恥にあり王国の首都、王都に行くことなどは一切なく遠くても遠くにある町までしか行かないのでる。しかも最近村は旅人や冒険者、兵士などが全く来ない平和な村なのだ。
「言い訳はどうでもいいもうこの村の者は王の命令により死刑になると決まっているのだ。だが」
「な、何でしょうか騎士様?」
「貴様次第でこの村の住人を助けてやってもいいぞ?」
「ど、どうゆうこと?お、お姉ちゃん」
「・・・・・・」
ヘレンはアレンの質問に答えることはできなかった。騎士は今ヘレンをいやらしい目で見ている。いまこの騎士はヘレンに奴隷になれと言っているのだ。そうすると村の方角から何かが泣き叫ぶような声が聞こえた。思わず振り返ってみるとそこに広がっていたのは、明るい村ではなく人が泣き叫び家が燃えまるで地獄のような光景が広がっていた。
「アレン見ちゃダメ!!!」
「あっちゃーあいつらもう始めやがったのか合図待ってろって言ったのに」
アレンは今起こっているのが嘘だとしか思えなかった。そしてヘレンはどうやってアレンを逃がすか一生懸命頭を使って考えていると、騎士は
「っま、あっちが始めたしこっちも始めますか」
アレンとヘレンは騎士が言ったことが理解できなかった。だが騎士はどんどんと二人に近寄っていきそうするといきなりアレンを突き飛ばした。そうするとアレンは急な坂に落ちてしまいどんどん転がって行ってしまった。そうすると騎士が
「っお、すごい転がっていったな。じゃあさてさてこっちはこっちだ楽しみますか」
丘の下まで転がってしまったアレンにはこの騎士の声と悲鳴に似た姉の声しかきこえてこなかった。
「い、痛いよお、お姉ちゃん」
アレンは坂の下で泣きそうな顔をしながら言った。だがいつも姉に言われて泣くのは我慢しなよと言われていたため泣きはしなかったがもう体は悲鳴を上げていた。だがそれを我慢し必死に坂を上っていた。何回もこけてしまったが何とか丘に上がってそこに広がっていたのは無残な姉の遺体服は脱がされ周りには白と赤の液体が散らばっていた。
「おいおい。もうだめになっちまったじゃねーか」
「まったくだっはははははは」
何人あの騎士はそう言って笑っていたそれを見て転んでしまったアレンは騎士たちに見つかってしまった
「え、なんで お、お姉ちゃん」
「はははは。おいおいさっきのが気がもどってきたぜあまりに遅いから逃げたのかと思ったよ」
「確かになっはははは」
騎士たちは笑っているそれを見たアレンは今来た道を何度も転んだが必死になって走っていった。
騎士たちはまだ後ろにいるのか?どこまだ逃げればいいのか?アレンは姉の無残な遺体を思い出し吐いてしまった。涙を流しながらひたすら森を走った。この森は魔獣がいるから猟人でも滅多に入らない森なのだが一向に魔獣に会わないそれどころかどこかでかいだことのあるにおいが漂っている。そして前を見ずに走っていると何かにぶつかった。
ここまで読んでくださりありがとうございました。