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とあるテンプレ系チンピラAのお話
はっきり言うと誰得な物語ですが、最後まで読んで頂ければ幸いです。
「おい、そこのてめえ。痛い目に遭いたくなけりゃ金目のものは全部置いてきな。
それとも俺達に大人しくボコられるか。」 ニヤニヤ(アレックス[チンピラA])
「おい、アレックスさんの言う通りにしといた方が身のためだぜ。坊ちゃんよぉ。」ニヤニヤ(チンピラB)
「お前、みねえ顔だなぁ。それに珍しい服着てんじゃねぇか。最近王族が勇者を召喚したって聞いたけどよまさかお前じゃあるめえし。ギャハハ」
どうも、皆さん。
僕の名前は浅井 恵太。趣味がラノベのどこにでもいる『健全』高校二年生です。
ほんの一時間前のことなんだけど、なんか王様名乗ってるおっさんに
「おお、ついに成功したぞ!」
は?何が起こって、確かさっきまで書店にいて
「貴様が勇者か。
我が名はオケレイア王国国王 ヘイレル=オケレイア八世である。そして世の隣におるのが我が娘 オルガ=オケレイアである。
「どうも勇者さま、今ご紹介に預かりました、オルガ=オケレイアです。以後よろしくお願いします。」
「