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現実世界なんて夢がない…そう思っていた  作者: mokkun0112
第1部 能力者
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第九話 力

別世界の俺の能力…それは心を糧とし武器を生み出す…その能力を発動させた俺の手には一本の光輝く剣があった。


「秀の身体を返してもらう」


俺はそう言うと一気に間合いを詰めきりかかった。



「…!?グッ…」


秀の身体を乗っ取った闇はふとうめき声をあげる。


「なるほど多少はやるようになったな」


闇はそういうと


「だが…いいのかこの身体はお友達のものだぞ傷つけていいのか?」


闇は笑みを浮かべながら俺にそうきいてくる。


秀を助けるにはこいつをなんとかしないといけない…秀頑張ってくれ…。俺はまた闇との距離をつめ切りかかった。


!?…だが俺が振りかざした剣は秀いや闇に素手で止められていた。


「やはり…この程度なのか…これでは巫女の方がまだ…楽しめたぞ」


巫女の方が楽しめた…あいつはこの戦いを遊び感覚でやっているのかそう思うとおれは怒りがこみ上げてくるのを感じた。


「さて…お遊びはここまでだ」


闇はそう言うと今まで抑えていた闇を放出しだした。


まずい…このままじゃ秀が…


俺は秀を助けるべく歩を進める。だが奴の放出する闇におしもどされていく。


「やはり貴様と我では天と地ほど差があったみたいだな」


!?…俺はその場にとどまることができなくなり吹き飛ばされる。


「これで終わりだ」


闇はそう言い終わると闇をまとめ俺にぶつけた。


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


やっぱり俺じゃなにもできないのか。

なにも守れないのか。すまない…守永…秀…。



叫び声が聞こえる…この声は…青伸森…


私は青伸森の叫び声で目が覚めた。


青伸森の方を見る。


「青伸森…」


私は驚いていた彼の手には剣が握られたいた光輝く剣が…青伸森の手から剣が離れる。


「君でもダメなのか」


この闇は今までの奴とは違う。


「ちっ…巫女が目を覚ましたじゃねえかよ」


小川の身体を乗っ取った闇は怒りをぶつけるように青伸森を蹴る。


「貴様…!!」


私は起き上がろうとする…だが先ほどのダメージが響いていたのか起き上がる力がでない。


「なんだ…ダメージが回復しきってねえのかよ」


闇は笑みを浮かべながら近づいてくる。



もうダメだ…そう思ったやさきの出来事だった。


後ろで青伸森が起き上がっていた。


「馬鹿なあれだけの闇をぶつけたのになぜ…」


闇から焦りの色が見えた。


だが私は青伸森の異変に気付いた。


青伸森の目がそれはまるでなにも見えていない輝きがなかったのだ。


「なんだ…脅かしやがって…」


闇はそういうと闇で作った触手を青伸森に向けて放った。


闇は勝利を確信したような笑みを浮かべる。



!?…だが触手は青伸森に当たる前に消えてしまった…それだけじゃない青伸森から闇が放出されていた…


「なっなんでお前が闇の力を…!?」


闇は確実に驚いていた。



しばらくして小川秀の身体を乗っ取った闇は何かに気付いたらしくら青伸森に対して


「そうか…貴様は…狭間の…」


私が聞こえたのはそれだけだった。


次に動いたのは青伸森の方だった。


!?…一瞬青伸森は一瞬で闇との間合いを詰めていた。そこからさっきまでは光輝いていたはずの剣が今は黒くそまっているその剣を闇に向かって振りかざす。


「グギャァァァァァ」


闇はこの世のものとは思えないように声で叫んでいた。だが青伸森の攻撃は止まらなかった…そこから上下斜め右上左下という順番にきりかかっていた。


小川秀の身体を乗っ取っていた闇はダメージが大きかったのか動かなくなっていた。



「まさか…貴様…いや主の力がこれほどとは…」


そう言うと小川秀の身体は倒れ闇の気配は消えていった。


闇が消えたのと同時に青伸森はまるで電池が切れたように倒れ眠っていた。



「ここはどこだ?」


目が覚めたら俺はベッドの上にいた。俺は秀を助けようとして闇の攻撃をうけて

記憶がなかった一体あの後なにがあったんだ。


「目が覚めたの青伸森…」


声が聞こえた声の主は守永だった。


「秀は!!秀はどうなった」


「大丈夫…彼は傷なんてなかったからもう学校に登校してるはず」


「そうか」


俺は安心したのかふぅ…と息をついた。


「青伸森…」


「どうした…守永」


俺がそう聞くと彼女は


「その…あの能力はいったいなんだ」


守永にそう聞かれた俺はこれまで俺に起こったことを全て話した。


「別世界のあなたの能力…じゃあ…この世界のあなたの能力はなに?」


守永は不思議そうな顔をしていた。だが俺は自分には能力はないと思っている


「俺自身に能力はないんだよきっと」


俺がそう答えると守永は


「そっか…学校行こうか」


そう言うと学校に行く用意をし始めた


どうやらもう翌日の朝になっていたらしい。


俺は用意を終わらせると守永と共に学校に向かって歩き始めた。

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