研究者と少女
同時に投稿できるかな?と思ってるが実行する!
ここは何処なんだろう、俺は何故暗闇に?
気づいたらそこにいた。どうなってんだこれは!
「おい!没さっとせずにそいつを始末しろ!」
「でも、相手は子供です。このような小さな子を始末って可笑しいです!」
「ぐだぐだ言わずにさっさとやれIST07、それとも私に歯向かうつもりか?」
外から声が聴こえる。後、何だ?声を聴く限り二人だ。
「わかり....ました。」
ヤバいなこれは不味い状況だ、俺がどうしてここに居るのかわかんねぇーのにああー糞が‼
「やっぱり駄目です!この小さな子供を始末するなんて可哀想です。」
「そうか.....じゃあIST07、お前も死ね!」
あれぇ~これは俺が助けに行くパターンだ、良く物語の主人公が活躍する重要イベント来ちゃったよ。つうか俺、そんなの求めてない。だか.....なぁ、小さな子供とその子を危険な目に遭うだけは許せないな。仕方ない。銃は落ちてるのか?ハンドガンがある。これだけでも十分か。
俺は無我夢中で飛び出した。
「なぁ?そこの軍人さん、その子に銃を向けるのだけはやめてくれないか?」
そう俺は言うが聞く耳も持たないだろうな。
「誰だ?あんたは。部外者は引っ込んでろ‼」
軍人の男はそう言った。やっぱり思った通りか、じゃあ俺がすることは.....
「じゃあ軍人さん?今から俺はお前さん達の敵だ。」
そして俺は戦う態勢いわゆる戦闘態勢をとる。
「糞が、ただの一般人に何が出来るって言うんだ?私は軍人だぞ!ははっ」
こうも馬鹿だな、喋っている暇があるなら攻撃すれば良いのに、こいつ階級的に底辺野郎か。俺はその軍人に容赦なく拳銃のトリガーを弾いた。
『ドンッ!』と言う音が
「ははっ.....てっ痛、痛い。こいつ容赦なくトリガー弾きやがった」
そう命中したのは手だ、軍人が持ってる銃を手放すためにだ。
「まぁ、何だ。俺もお前さんを葬るまではしないさ。ただ教えて欲しいことがあるんだがここは何処だ?」
「はぁ.....?」
ん?軍人の男は固まった。
「おーい?大丈夫か?ああ、お前さんはもう無理だな」
固まったてしまった。冗談ではなくガチでだ。
「またやっちまったぜ。勝手に異能の力が発動しやがった。やっぱり試作品だからか。」
この異能力は本当に失敗作かもな。
「まぁ良い、まずはそちらのその子と小さな子供を何とかするか。」
俺はその子、多分軍人?だろう彼女に向かった。
「大丈夫か?怪我とかは無いよな軍人?さんだからそれはないか」
まぁこれでも俺も男だ。優しく接する。
「何ですか、今の。あの力は何なのですか?あれも魔術ですよね♪」
何なんだこの子。グイグイと俺に顔を近づける。しかもあたってるって。
「なぁ?すまないが顔を近づけるのとその....色々とあたってるからさ」
俺は素直に彼女に言った。
「えっ....ひゃあわ!ご...ごめんなさい。わたしったらつい興奮しちゃって」
はぁ~退いてくれた。まぁ嬉しいかったとも言えるからこれはこれでありですよ、可愛い軍人?のお姫さん。
「まぁ大丈夫か?話逸れてしまったし。」
肝心な安否を確認してたところだったが随分脱線してしまった。
「ごめんなさい!はい...わたしは大丈夫です、それよりあの子の方を」
そう言われすぐさま小さな子供の方を見た。見た感じは大丈夫そうだが、一様確認は取ってみよう。
「ん.....大丈夫のようだ、人体に異常はない。」
小さな子供って言っときながら顔を良く見ると可愛い子だな。どうしてこの子がこんな目に.....
「わたしにもわかりません、ですがこの町はもう...」
彼女にそう言われ気づく。
「なぁ?ここは何処なんだ?明らかに日本では無いような」
崩壊した町の跡形を見る感じ日本ではないと思える。
「酷い感じに崩壊してるな。」
多分この町で争いがあったんだろうな、軍の人も居たし。
「ここはイギリスです。何処かの集落が争いを起こし一部のアメリカの軍が動いたのです。結果的にはこうなりました。」
ここはイギリスだったのか。何故俺はイギリスに?思い出せない。
「そうなのか、イギリスかぁ」
俺はちょっとばかり状況が読めない。
「はい、あの~貴方さんは日本出身なのですね、てっきりこの村出身なのかと。」
この村出身ってそれは無いな。でも彼女にはそう思われていたらしい。
「あの?日本ってどのようなところなんでしょうか?他の国と違って色んな文化があると昔、お聞きしましたことがありまして一度伺って見たいです♪」
彼女ノリノリだ。まぁ日本には他国と違って文化が多かった。後、例の計画が実行される前までは平和だった国だ。今じゃあ、政府の一部と軍人それと新人類に支配された国だ。
「日本は良いところじゃ無いぞ、今はな。昔なら環境も良かったが今や世界各国が不安定だ。」
それも新人類の仕業だ。
「ええー日本って良いところなのになぁ~貴方さんはわかってないなぁ~」
「その貴方さんって言い方変だからやめないか?あっそうか自己紹介してなかった。」
てっきり忘れてた、お互いの名前わからないからどうこう言えねぇな。
「俺の名前は氷室創だ。こう見えて俺、歳は21だ。仕事は研究者だ。宜しく頼む。君の名前は?」
俺は自分の紹介を終わらせ彼女の方を見た。
「わたしの名前は.....IST07と言われてます。正直、新見さん見たいな名前は無いです。」
これは驚いた。名前が無いなんて、やっぱりあの『IST07』ってのがコードネーム見たいなものなんだろう。
「わたしも新見さん...見たいな人っぽい名前が欲しいなぁ~」
ん~そうか。
「じゃあ俺がつけてやろうか?」
別に名前つけるぐらいなら手伝ってやれるしな。
「良いのですか?わたし生まれたときから名前が無くそう言うのに憧れていたの。」
そうか!それは都合がいいなぁ。さてどうするかせっかくつけるなら可愛い名前を.......
「シルフィってどうかな?何か可愛い名前見たいだろう。」
考えてた結果、それしか思い浮かばなかった。
「シルフィ....良い名前ですね♪気に入りました、えへへ。ありがとうございます、助けて頂いた上に名前もつけてもらえて。」
喜んでる。良かったなぁ、気にってくれて。
「ああ。そうそうシルフィ、俺は今後、日本に帰るつもりだがシルフィも来るか?その子も連れてだ。この町に居ても危ないだけだしな。」
ここよりまだ日本の方がまだマシだからな。後、早くあれを完成させないといけないし。
「良いのですか!楽しみです♪」
「よし今日と明日まではイギリスに居て明後日に日本にだ。この子をまずは何とかしないとな。」
日本に行く前にこの子と俺が何故イギリスに居る理由を見つけ出さなければいけない。
「新見さん...いえ、新見君。早く行こ。休憩する場所探しに行きましょう」
ふぅ~何か楽しそうにして何よりだ。俺もさっきまでの威圧感が無くなるぐらいだ。
さて、今は休むことにするか。
「はいはい、シルフィ、はしゃぐのは良いがまだこの争いは解決してないんだ。気を抜くなよ。」
何がどうなってるんかわからないが俺、新見創は出会ったばかりのシルフィとこの子を連れてこの戦いに挑むのであった!
読んで頂きありがとうございます。こちらの作品ともうひとつの作品のTS系も是非読んで下さい。交互に投稿するかもね。




