22/28
救いたい
冬の寒さに 凍える手を 握る
どこまでも 終りがなく あてどもなく
おわり と言えば おわってしまう
悲しみも 苦しみも 言葉では 形になることはない
前を向く という
前を向けるのだろうか
私は 私には それをする 勇気も 元気も
あるのか
何もなく 泥沼のなかを 歩いているのだろうか
支えてくれるものも 支えてくれる人も
いない
あぁ 終わろうか
終わっても良いのだろうか
目をつむって 心が静かになった
おーい おーい と
手が見える 差し出された手は
懸命に 叫んでいる
手を出せ まだ 間に合う と
あぁ 生きている
待たせてしまった と
貴方には 味方がいる
わたしも 見方だ
見ている ちゃんと
救えない命は 多いかもしれない
でも
救おうとする 人々は かならず いる
手を差し出して欲しい
かならず 引き上げるから
わたしも かならず そこへ むかうから
かしこ




