幸せな日々は…
オーバードーズや遺書等と出ていますが、推奨する意思では書いておりません。絶対に真似しないでください。
私は社会人でも実家暮らしでお母さんとお父さん、妹の四人で暮らしている。
スマホのアラームの音がなりいつも通り朝の5時50分に起きて、階段をおりてリビングで朝御飯を食べてると階段を降りてくる足音が聞こえる。
「おはよう、お母さん。」
お母さんは少しだけ眠たそうな顔だが、優しく微笑み挨拶をしてくる。
「おはよう。今日も起きるの早いわね。それにしても相変わらず食べれる量が少ないわね。もう少し食べれるようになれれば…」
そう、私はある日を境にご飯を食べれる量が少なくなり、お腹がすくという感覚がなくなり、お菓子は月に一度食べるか食べないかという体質になった。
でも、それは私の自業自得。不出来な私何でこんな簡単なことも出来ないんだといつも叱られ、妹はぞんな私を馬鹿にするそんな毎日だった。
私は自分が生きている意味何てわからなくなり、死にたい、消えたいと思ってレターセットなんて持ってなかったので学生時代使ってたノートに遺書をを書いた後薬を沢山飲みその後もう二度をと目覚めないことを願ってベットで横になり眠ったが、翌朝オーバードーズしてしまった。
翌朝いつも通りの時間帯にリビングに来ない私を不審に思って母親が私の部屋に来て私の様子を見た時は呆れた顔をしていたが、病院で私が点滴を受けている間に一旦家に戻ると、机の上に置いてあったノートに気づき、それを見て自分達の言動で追い詰めてしまったと分かりまだ病院のベットで点滴を受けている私に謝罪をしていた。
「貴女の為を思って言ってきたつもりなのに傷つけて、貴女は何も言わないから大丈夫と…違うわね…幼い頃から私達が貴女が話すのを遮ったり、私達の話に流れを変えたりしたから何も言えなかったのよね…
祖母の言う通りね。今思えば、貴女はいつも私達の顔色を伺いながら話をしていた。その時は祖母の考えすぎだと思っていたけど…
追い込んでしまってごめんなさい…自分の意見を言えない様にしてしまって本当にごめんなさい。」
その時、漸く始めて自分の言葉が親に届いたと思い涙を流していた。
「ねぇ、どうしたの…?さっきから上の空だけど…まさか具合でも悪いの…?」
どうやら考え事をしながらご飯を食べてる私を見て心配になり声をかけたらしい。
「具合が悪いなら今日は仕事を休んで病院で検査を…」
どうやら返事がない事に対して余計に心配をかけてしまったらしく私は慌てて返事をした。
「何でもないよお母さん。少しだけ考え事をしていたの何処も悪くないし、体調もいいよ。」
あの一件以来両親と妹は私の話…言葉を否定せずにきちんと聞き、何か少しでも変化あるとすぐに病院に連れていこうとした。私はそんな家族を少し過保護だなと思いながらも嬉しく思っていた。
ご飯を食べ終え、部屋に戻り一通り支度を終えて出勤するまでの間スマホを弄っていると父親の声が聞こえてきた。
「早く起きないと遅刻するぞ!」
妹は朝起きるのが苦手でよく寝坊しかけ、休日なんかはお昼まで寝ていることもあり、更には布団の中は自分の家と言う程だ。
「ヤバ!寝過ごした!」
妹は急いで着替えてご飯を速く食べて身支度をして走って学校に行ってしまった。
「相変わらず私と違って元気で…性格もせいはんたいだな~。」
私は少しだけ笑いながらその光景を見ていた。
「さてと、私も仕事行くかー!今日も元気に頑張ろう!」
そう言って玄関のドアを開く…その時にスマホのアラームの音がした。時間を見ると5時50分。
「ああ…何だ…夢だったのか…そうだよね…あの人は私にお母さんと呼ばせてくれないし…あの日も心配とかしないで人を困らせて楽しかった?やら遺書をみてふざけてんのか!逆ギレもいい加減にしろって怒ってたから…」
優しい家族なんてこの世には存在しない。早くリビングに行かないと母親に怒られる。
「私にとってはこの世は地獄だ。」
私はベットから起き上がりこうしてまたいつかこの鼓動が止まるその日までいつもと同じ日々を繰り返し続ける。
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました!まさかの夢オチというお話でした。
これ、実は作者本人が体験したことなんですよね…
家の親は自分が全部正しいと思っていて、何を根拠にそう思えるのか不思議です。