7話 パパに中出しされた後
「さっき……『パパ』に……中出しされたんだ、私、どうすればいいの……?」
「な、中出しされた?『パパ』に?一体どういう?」
「ごめん……もう英動くんにしか言えない……助けて……」
★ ★ ★
午後十二時。
夕桐はラブホの外で英動と離れた後、一人で近くの公園に行った。彼女は今、すごくイライラしている。英動くんに部屋から連れ出されただけじゃなく、たいへん臭い精液も「パパ」に無理やりに飲まされた、しかもタダで。
彼女はあるベンチに座った後、速やかにカバンからアルコール飲料を出して一気に飲み干した、これは昨日のホテルで買ったドリンク。昨日の夜、英動くんをフェラした後、彼がこう言った。
「たまに、精液を飲んで欲しい客もあるよ」
「へえ、でもこれは想像とちがって臭いよ、飲みたくない……」
「これからはコツなんだ、最初は拒否しろ、さらに特別サービスとして値上げを要求する、普通なら別の一万円もらえる」
「ほう、一万なら飲んであげるかな、へへへ」
「そして念のため、アルコール飲料を持っていけ」
夕桐はその助言を聞いて、初仕事のためにアルコール飲料を用意しておいた、たとえ精液を飲んだとしても、すぐにトイレで口と喉を消毒できる、心理的にだけだけと。
夕桐は、本当に覚悟の上にパパ活を始めしたんだ。
これからどこへ行けばいい?
もうホテルに住めない、金は使い切れたし。本来はさっきの仕事で今週のホテル料金を集められると思ってた。
でも家にも帰りたくない、弟たちのうるさい泣き声を聞いた瞬間、精神が崩れるそう。
どうする?
今から他のパパとマッチしてみようか?
夕桐はスマホンを出して、パパ活のアプリを開いた。
一週間前、パパ活をやっている友達からこの「パパ糖」というアプリの招待をもらった。夕桐は躊躇なく登録して自分のアカンを作った。高校生の身分で間もなくたくさんいいねをもらっただけと、何日をかかって覚悟をできた以上、今日のパパと初めにマッチした。そして、自分は一番かわいいのランクに入れないと分かっいるから、セックス腕をみがくためにホストも呼んだ。
「今日のパパは本当にクズだ、英動くんも大バカ……」
文句言っても何もならない、早く新しい仕事を始まらないと……
夕桐は「即出会い」の機能を使ってみた、間もなくタイミングと場所がぴったりのパパとマッチした。
そして、今夕桐がいる公園で会うと決めた。
十分後、ある四十代の男が彼女に挨拶した。
男は会社社員と自称した。イケメンじゃないけど、顔つきがおっとりしている、話し方もやさしい、何より四万のお手当をその場で払った。
今度は大丈夫そうだと、夕桐が思ってた。
男は夕桐と近くのラブホに入ってセックスを始めた。
最初は普通に進行している。キス、フェラ、なめ合い、セックス、全部無事に済んだ、幸い今度のパパは精液を飲んでほしいと言っていない。
最後に、男がバックでやりたいと言って、夕桐は四つん這いになって応じてあげた。パパのチンポが後ろから挿入された瞬間、彼女は変な感じがした、さっきのセックスよりチンポがちょっと大きくなった気がした。
しかし夕桐は、それはバックの体勢だからと理解し、ただよりデカい声を出した。
変なのは、男が射精した後のことだ。
夕桐はまだうつ伏せにしてる、彼女もさっきのセックスにイカされた。でも男はすぐ服を着て、彼女にこう言った。
「ごめんウタちゃん、急に用事が入っちゃって帰らないと、ホテルは精算ないから、ゆっくりしてくれ」
「あ、はい、わかりました」
「じゃまたねー」
わけがわからないけど、これで正式的に初めのパパ活仕事を完成した。四万の手当も無事にもらったし、午前のことの良しとしよう。
夕桐はベッドから降りて、スマホンで英動に連絡しようとした。
午前のことについてちゃんと謝らないと、自分は確かに言い過ぎたんだ。
英動はただ自分が金すら払わない人に騙されたくないだけ、心配してくれたんだ。彼は昨夜からいろいろ手伝ってきてくれたでしょう?
しかし、夕桐はメッセージを送る前に、マンコの中に変な感じがしてきた。
温かい、そしてぬるいものがそとに垂れている、間もなく太ももにも感じてきた。
夕桐は、ベッドのそばに落ちているゴムを見たら、すぐ理解した。
中出しされたんだ、さっきのパパに。
ど…どうしよう……!
これで、妊娠してしまうでしょう?
でも薬を飲めば……
いやいやいや、この状況、英動くんに忠告されたことでしょう!
中出しされて、性病に罹ったん例の人!
性病で、AIDSの可能性もあるじゃ……
いやだ、AIDSに罹りたくない……
AIDSって、人を殺せると聞いた……
いや!死にたくない……
なんで英動くんの話を聞かないだ?
なんでただ金のために、パパ活を初めたんだ……
弟たちの面倒見るのが嫌いけど、死ぬよりましじゃ……
誰か……助けて……死にたくない……
頼む……でも誰に……私……死にたくない……
英動くん……頼む……
そうだ……英動くんなら、きっと何かやってくれるはず……
もう、英動くんと連絡するしかない…
でも彼は今どこに……
そうだ、英動くんはたしか、午後からホストクラブにいる……
英動くん……
夕桐は、ティッシュで太ももにつけた精液をざっと拭いて、ホテルを出た。
そしてタクシーで「夜鳴らし」に駆けつけた。
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