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なろうテンプレのほとんどはエヴァの二次創作か銀英伝かハーレクインかシンデレラでつかわれてきたもののガワが変わったに過ぎない

作者: 水源

 さて、この前に書いた”なろうで多くの人に読まれる作品を書きたければ、webマーケティングを学んだほうがよさそう。 ”の感想でテンプレと言う物はいつかは飽きられるものですし、新たな流れを作る為には挑戦者が必要だよねぇ。


 というものがありました。


 しかし、なろうやピッコマなどのなろう系漫画でつかわれているテンプレの構成要素は、実のところ特に目新しいものではありません。


 なろうテンプレのほとんどはエヴァやゼロの使い魔の二次創作か、銀英伝か、ハーレクインでつかわれてきたものの、ガワが変わったに過ぎないのです。


 特にエヴァンゲリオンの二次創作は、かなりのテンプレに必要な要素を生み出しました。


 まずは逆行転生ですね。


 一度死んだり、世界が滅んだりした記憶を持つ主人公が、その時点の記憶や能力スキルなどを持ったままもう一度ストーリーをやり直すパターン。


 最近のピッコマでは、男にいいように使われて死んだ女性主人公の逆行転生復讐物が増えています。


 あと好き放題して破滅、処刑されたした悪役令嬢が、逆行転生して心を入れ替えるパターンも多いですね。


 それから最強化チート付与


 エヴァンゲリオンの場合、逆行転生だけではゼルエルに対処できない可能性もあったりするのですが、それに対抗するための対策として、原作に存在するキャラが大量の二次設定を追加されることで、文字通り最強のキャラと化してしまうことです。


 シンジ君の場合はカヲル君のような使徒化をすることで、人間の姿のままでATフィールドで防御し、ATフィールドアタックで戦自の人間も使徒もなぎ倒し、空も浮遊できるみたいなキャラになったりしていましたね。


 この最強化チート付与はなろうでもよく使われてるので説明不要ですね。


 たいていは使徒化が最強魔術師になっただけなので。


 しかしこれだけでは原作のキャラクターが持っていない知識を、持たすことができないので考えられたのが、


 憑依・転生もの


 です。


 別の世界に暮らす主人公の意識が、あるアニメ、ゲーム、漫画、小説などの作品のキャラに憑依・転生するタイプの作品。


 エヴァンゲリオンでは、スーパー化したシンジ君でも知らないが、作者の知っているエヴァンゲリオンの知識も加わったキャラになるのですが、なろうではなぜか乙女ゲーム、少女向け小説の悪役令嬢になっていましたがメジャーですかね。


 オーバーロードなどはこれの変形かなと思います。


 憑依と転生の違いは死んでいない、あるいは死んだばかりのキャラクターに入れ替わるのが憑依で、生まれた時から入れ替わってるのが転生くらいの差です。


 オリ主・クロスオーバー


 憑依や転生してほぼ原作とは似ても似つかないキャラになるくらいなら、自分が好きなキャラを入れちまおうぜと言う事で、原作にいないオリジナルキャラを主人公にしてしまうパターン。


 ハーメルンなどではどういう理由かよくわかりませんが、オリ主だけど転生者なので、変身して仮面ライダーの力が使えるとかが流行っぽいです。


 ヘイト(断罪)


 エヴァンゲリオンの場合、ゲンドウやミサトなど、シンジをこき使うキャラクターに対して、貶めたり、不幸にすることを目的に行動させる要素がある作品。


 なろうでいうところのざまあですが、そこまですっきりする感じでもなかった気がします。


 LASラブシンジアスカ碇シンジと惣流・アスカ・ラングレー(もしくは式波・アスカ・ラングレー)の男女カップリング。


 さえないシンジ君に、学校一の美女であるアスカがラブラブですよーという、なろう現実恋愛や、からかい上手の高木さんのような、さえない男に可愛い彼女がいるパターンの祖先だと思います。


 あと銀英伝の場合は追放とざまあですね。


 え、ラインハルト追放されてるっけ? と思うでしょうけど、帝国が門閥貴族とラインハルト達での内戦になったときはラインハルトは結果的に追放されたようなものなのですね。


 あとヤンの場合は同盟で完全に非主流派になっていたのでイゼルローンに追放されたようなものですw


 で、ハーレクインですが、もともとは頑張っているが、なかなか目が出ないキャリアウーマンが、突然ヤングエグゼクティブに見染められて幸せになる話だったりします。


 その際にパートナー経営者としてヤングエグゼクティブが運営する事業を一緒に経営もする場合もあるし、溺愛だけされて家庭でぬくぬくしている場合もありますが、現在の追放公爵令嬢&聖女ものとパターンはほぼ同じです。


 というわけでなろう系のテンプレというのは、だいたい二次創作のものを引っ張ってきてガワを変えているにすぎません。


 といっても、女性向けはおそらく婚約破棄からの追放からスパダリに救われて溺愛される・家庭内でいじめられていたところをスパダリに救われて溺愛される・処刑されたけど何故か過去に戻ってきたのでまじめに生きるとスパダリに救われて溺愛される・誰かのためにまじめに生きてきたのに報われずに殺されたけどなぜか過去に戻ってきたので、そいつに復讐してから好きに生きるとスパダリに救われて溺愛される、のパターンが今後も強いでしょう。


 女性向けは基本的に、最後はスパダリに溺愛されるで終わればいいのでわかりやすいですね。


 しかし、男性向けはテンプレはギミックでしかなく、ストーリーは作者が作らなければならないので、近も先がどうなるかはまだわからない感じですね。


 ハーレムではソシャゲに勝てないので、ハーレム要素はなろう系では重要ではなくなるのは間違いないとは思いますが、ピッコマを見ていると、過去の最強キャラがいじめられているキャラに生まれ変わり、その時点でもその周囲では最強クラスなのでいじめていたやるらにざまするけど、その後に新たに強い敵が出てくるのでレベルアップが必要になるタイプかなと思ったりもします。



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― 新着の感想 ―
[良い点] だいたい・・・『テンプレ作品』はつまらないけど、『テンプレの開祖』な作風は面白いってことですよね。 [気になる点] ちょっとだけ。 あたしは『エヴァ』や『銀英伝』も、『本当のオリジナル…
[一言] 現実でも身につまされるのは女性の記憶力・・・ 数値で表現すると男の3倍以上の記憶力と感じます。 その上、情報並行処理能力も3倍、だから男のウソを見抜く。 受付に女性を採用してるのは記憶力活用…
[一言] 商品の売り上げが低下して行く理由に販売対象の不明確が有ると思います。増大する商品は対象が明確、たぶん。 これを前提に小説を考えると・・・ 小学生、中学生、高校生、大学生、30以下、35以下…
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