表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

【創作怪談】アパートに住む霊

作者: 山田ペンギン太朗

僕の知り合いにAさんというとても霊感の強い方がいらっしゃるんですが、

このAさん、霊が見えるだけではなく会話など霊ともコミュニケーションが取れるほど霊感が強い方なんですね。


Aさんの知り合いの男性でYさんという方がいらっしゃるんですが、

まあそこまで親しい間柄ではないものの、同じ大学に通っていて、飲み会で一緒になったら話すくらいの関係だったそうです。

ある日の飲み会でAさんとYさんが一緒になって、話していたらYさんが最近引っ越しをしたそうで、東京都内の駅から近くて、なんと1階にはコンビニもあるかなりの優良物件だったそうです。

そして家賃も相場の半分くらい。

「じゃあ、今度はYの家で宅飲みでもするか!」とか仲間内で盛り上がったりとかしたそうです。

そしてその飲み会はお開きになったそうで、ちょうどAさんも引っ越しを考えていて、

Aさんもそんな良い物件が探したいなぁとか思いながら家に帰ったそうです。


そして、飲み会から1週間くらい経った頃にたまたま大学の構内でAさんとYさんがすれ違ったそうです。

するとYさんの顔色がとても悪い。

目の下にはクマががっつり入ってて、今にも死にそうな顔をしていたそうです。

Aさんが心配になってYさんに話を聞いてみると

Yさんがアパートにいるとどうも視線を感じると

風呂に入っていても、テレビを見ていても、寝ていても視線を感じる

ずっと視線を感じるものだから寝られない、寝てもすぐに起きてしまう。


Yさんがはっとして

「Aさん、頼む!お前幽霊が見れるんだろう?うちにきて何かいるか見てくれ」

と言ってきたそうです。

Aさんは最初気乗りしなかったそうなんですが、Yさんがあまりにも不憫に思えて

首を縦に振ってしまったそうです。


AさんはYさんにがっちり掴まれて、Yさんの住むアパートまで行きました。

そしてAさんがYさんのアパートに入ろうとすると確かにそこに霊がいそうなどんよりとした空気だったそうです。

そしてリビングの方にAさんが足を進めると

Aさんの耳元で声が

その声にAさんが思わず悲鳴を上げてYさんのアパートから出て、全速力で逃げてしまったそうです。


Aさんは二度とあんなところに行きたくない。

安易に人のお願いを聞いた自分がバカだったと非常に悔いていました。


Aさんが聞いたのは間違いなく霊の声だったそうです。

そしてその霊の声はAさんにこう言ったそうです。


「そいつノンケの男を無理矢理襲ってメス堕ちさせる系のゲイAVばっかり見ているから気を付けて」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ