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ある日の事
少し修正しました!
「僕の名は優人。岸辺優人。」
神奈川の高校に通ってる、ごく一般な高校生だ。
勉強、運動神経、顔、どれをとっても普通だ。一つ長所があるとすればひとに優しくできることだと思う!
終業のチャイムが鳴り響く。クラスの連中は退屈な授業の鬱憤を晴らすかのように教室を駆け出し、廊下からは大きな叫び声がきこえた。そんな元気な連中の声を聞きながら、落ち込んでいた。一ヶ月ほど前に両親の都合でこの高校に転校してきただが、いまだにクラスの仲間と何を話していいのかわからず悩んでいいた。
「はあ......」
誰もいない教室を見渡しながら、深く溜息をついた。
僕は席から立ち上がり教室を出て校舎を後にした。
今日も一日がおわったーーといつもの帰り道を河川敷にそってあるいた。僕は空を見上げた。
茜色した細長い雲が連なった西空に向かって両手を組んで欠伸をした。その景色はまるで僕を励ましてくれてるようでとても見ていて安心できて、笑顔になれた。
そんな時だった......