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衝撃

初投稿です、アドバイスとかあればお願いします。

なんの予感もなく、頭上から突然何かが降りてくる。なんてことはないだろうか?それは雷鳴のような衝撃であり、それでいてふわっとした感覚。彼、亀梨秀の場合はそれが電車の中で夜7時に起こったのである。それは揺れる電車の中において一瞬の静寂であり、ある種の無重力であった。一体、彼の身に何が起きたというのか?彼はなんと!!!、忘れ物に気がついたのだ。


それ、の直後ガタンゴトンと周囲がざわめく。彼は時計をチラリとみる。ギリで間に合う、はず。彼は内面の焦燥とは裏腹に今日の晩御飯がなにか考えるような顔をしながら電光掲示板をみつめる。そして次の駅に着くとあたかもそこで降りることがルーティンであるかのような顔つきと挙動で電車を降りる。そしてわざとらしささえ感ぜられるほどのガニ股で階段へ向かう。ドラえもんのような歩調で階段に差し掛かった時、それは向かいのホームからヴォーンという列車のブレーキ音がなるのと同時であった。


その瞬間、彼は血相を変え階段をバンビのごとく駆け下りる。目を見開き、歯をくいしばり、向かいのホームの階段を駆け上がる。アカンアカンアカン、乗り損ねる乗り損ねる乗り損ねる。彼が息をついてホームに達した時、電車のドアはまだ開いてすらいなかったのだけれども。


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