毎晩のように話してるのに話題が尽きないね。
どこから見に来たよ~とか、1話が長い!短い!こんなとこがよかった~とか、こんなとこが気になるんだけど!的な1言でもいいので頂けると今後の参考に出来て嬉しいです!
シルにもグリエンタールの検証を始めたことや、イリーやキーファとも仲良くなれたことを話しておく。後、シルが寮を出ないかも心配だから、ちゃんと確認しておかなくちゃね。
「わざわざ家に戻る必要もないから戻らないわよ。レティとの寮生活だって楽しいわ。」
安心した。嬉しい。
「なんか話してみたらすぐに仲良くなれるんだったら、もっと早く話してみればよかったなぁ。」
「すれ違いなんてそんなものよね。」
「でも、シルに話したらもうちょっと怒るかと思ったよ。前にそんなことをしてくる人間は嫌いって言ってたから。」
「もちろん、好きじゃないわね。相手のことを知ろうともせず勝手に誤解して。でも嫉妬する事自体を嫌うわけではないわ。ちゃんと話をして理解できたのなら、それは素晴らしいことよ。嫉妬ができるって事は、自分が努力したっていう意識があるってことじゃない? 何も努力していない腐ったような感情なら理解するに値しないけれど、この学園に努力をしてこなかった人間なんていないもの。」
「シルって大人過ぎない?」
「……よく言われるわ」
「シルも実は転生とかしてて前世の記憶があったりしない? ボクはシルの話すことならなんだって信じるんだよ? 話してくれてもいいよ??」
「……しないわよ。貴女の持ってるその”科学”とやらの知識が手に入るなら、今からでも転生とやらをしてみたいものだわ。」
「転生するのは死んじゃった後だからダメー。」
「じゃぁ……転移……?でしたっけ?」
「帰ってこれるならいいけど。それができるなら一緒に行こ?ボクが案内してあげるよ。」
元の世界でシルと一緒にいたら、シルが天才すぎてどう考えても付いていけなそうだけどね。ボクなんて結局魔法の才能があったからよかったものの、魔法が使えない世界に行っちゃえば……ね。
「あら、それも楽しそうね。」
「ま、ボクが案内できる所なんて実際、病院の中だけなんだけどね!!」
「明るく言う話でもないわね……。」
「しかたないよ。お父さんとお母さん、元気かなぁ……」
「前世……の……?」
「まぁこの姿で会いに行けたとしたって、誰かわかんないか。」
「……なんて声をかけたらいいのかわからないわ。」
「え!? あ、別に悲しいとかそういうのはないんだよ? 前世の記憶はあるけど結局違う人の記憶みたいなものじゃない?それにボク、今の人生すっごく楽しいしね!」
それに、今のパパとママ、そして弟と妹が大事だもの。
「そう。ならいいのよ」
ちょっと空気が重くなってしまった。
そんなに気にする話でもないと思ったんだけど、気を使うとこって難しいよね。
話題を変えよう。
「ねね、シルはイリーとキーファの事知ってるの?」
「あら、もうそんな愛称で呼んでいるの? 1日で随分打ち解けたものね……? もちろん知っているわよ? 確か2人とも伯爵家のご令嬢だったわよね?」
「あ、ボクそういうお家柄とか聞いていいのかよくわからなくて……」
「本当は貴族家同士ならパーティなんかで知り合っているはずだから、知っているのが当たり前だものね。でも、レティはそういうところで会ってもいないのだから、聞いても失礼にはならないわよ。」
「あ、そうなんだ。」
「……ああ、もしかしてイリーアがアレクの婚約者だって話を聞いたのかしら?」
「ぅ……。」
「貴女って本当に判りやすいわね。なぁに? 自分を好きだろうと思ってた男に婚約者がいて盗られたような気分にでもなったの?」
「……ち、違うもん。」
「う~ん、私もあまり詳しくは知らないのだけれど、確かあれってなんだったかしら。勘違い……? から始まったとかってリンクに聞いたんでしたっけね? それを親同士が公認しちゃったものだからアレクも言うにいえず今に到ると。」
「え?勘違い?」
「まぁイリーアの方は本気でしょうけどね。」
「何それ。アレク最低じゃない?」
「そうよ?私あいつの優柔不断な所はとても嫌いだわ。決断力は全部兄に持ってかれたのよね。兄の方は逆にありすぎて困るけれども。」
「リンク様とアレクって全然似てないね。」
「母親が違うからかしらね?」
「あ、そうなんだ。」
「そうよ。リンクの方が正妻の子で長男だから、王位継承権第二位のアレクとは比べるまでもなくリンクの方が上なのよ。そのお陰で跡継ぎ問題も起こりにくかったのはあるのよね。」
「なるほどぉ。よくわかんないけど。」
「……貴女の場合、わかんないじゃなくて理解する気がないのよね? まぁ王位継承問題なんてレティには関係ないからいいわ。あの2人にはまだ姉もいるのよ?」
「あ、そういえば昔聞いた事あったかも。」
「フリスリュミエール様って言う方でね、とても優秀な方なのよ?」
「へぇ。王族はなんで皆名前が長いのかな? ボク、アレクの本名も忘れちゃった。」
「アレキスウェルトよ。名前には、王族には王族なりの色んな想いがあるからじゃないかしら。別に一般的にはそこまで長い部類でもないわよ。」
「へぇ……。」
「大して興味もないって顔ね。」
「あ、言わなかったのに……。」
「はぁ。」
「そうだシル。夏休みの日程ってどうしたらいいの? もうすぐだよね?」
「あ、そうだったわ。レティは休みに入ったらすぐに実家に戻るの?」
「うん。そのつもりだよ?」
「ならレティが実家に戻ってから2週間後くらいに到着するよう馬車で使いを出すから、それで来てもらえる?予定は合うかしら?」
「うん、多分問題ないと思う。か、家族も連れてっていいの?」
「いいわよ。旅費も滞在費も私が出すから心配は無いわ。」
「なんか悪いような……。」
「ちゃんとその分レティに働いて貰うのだしいいじゃない。親孝行に旅行をプレゼントよ。」
「う~、ボクは一体何をさせられるの?? えっちなのとかは……その……無理だよ……? 経験とかないし……」
「そんな事させないわよ。時折思うけど貴女、私を何だと思っているのよ。」
「だって金額的に……。」
「来れば判るわよ。あ、後おうちの農作物だけれど、ちゃんと変わりに面倒見てくれる人を手配しておくわ。貴女達が出るより先に着くように言っておくから、ちゃんと引継ぎをしてもらえば大丈夫よね?それとも必要ないかしら?」
「え!? それはありがたいかも! そうじゃなければパパはこれないかもしれないし。」
「それならいいわ。そのつもりで動かしておくわね。後は……まぁゆっくりいらっしゃいな。こちらに着いたら、レティはご家族といられる時間はそれほどないかもしれないわよ?」
「えぇ……一体何があるの……。」
「ふふ。ちなみに、私の領を調べれば何をするかなんて一発でわかるわよ。イオネは薄々気づいているんじゃないかしら。」
「え!? そうなの……? イオネちゃんに聞いてみよ。」
「貴女って世間を知らなすぎよね……? 折角の頭があるのに勿体無いわよ?」
「世界って知りすぎてたら楽しくないと思わない?」
「とんだ迷言がでてきたものだわ……。」
むむむ。まさかイオネちゃんは何をするか知ってるなんて、1人だけずるいじゃない。
ふふふ。これは……
尋問の必要がありそうね……!
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