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若いうちに苦労は買ってでもしろって・・・?


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「うぉぇぇ……」


うぅ……


なんとなくダイエットしよう! とか部活頑張ろう!

みたいな感じで、スポーツを始めたことがある人ならわかってもらえると思うんだけど……


ある日突然走ったりしだすと、疲れの後にくるのは眩暈や苦しさなんかじゃなくて


嘔吐感だ。


「ああ、皆そんなもんだ。最初は慣れるまでひたすら吐きながら走ればいいぞ」


鬼か。


とはいってもボクも一応女の子なので、さすがに闘技場の隅で吐いている同級生男子のように行くわけにもいかず、トイレに走ってきた。

走り疲れているのに、さらに余分に走ることになるとは……。


さらに問題なのは、これが午後の授業であるということだ。


ご飯食べたばっかなんだよ!


出るものがいっぱいあったので、2回もトイレに駆け込みました。


あーダイエットになるわぁ。


とりあえず、後6kmは残っているので闘技場へ戻る。


イオネちゃんが2回目のトイレから戻ってきません!

死んでるんじゃないだろうか……?


しょうがないので1人で走り始めるけど、そろそろ同じ条件組は殆ど終わるところだ。シルなんかはもう終わって休んでいる。


もっと恐ろしいのは、条件がもっと厳しい組が、ボクたちよりも遥か先に終わっていることだ。

既に休憩も終わって、次の課題に移っている。あれ何してるの?筋トレ??


とにかく気を散らしながら足を動かし続ける。


よし、頑張れ! 後2周だ!


ボクには科学の知識がある! スポーツは科学なんだ!


遠距離走は酸素を多く取り込んで、吐き出す量を減らす! つまり、2回息を吸って1回吐くのがいいと、前世のテレビでやっていた気がする。


つまり、ヒッヒッフーだったっけ? あれ? なんか違った??


やってみよう!


はぁはぁ……


ヒッ……うっ……


ヒッで息が1回止まる! これじゃあ逆に辛い!


なんか違うわこれ!!


「何やってんだ?」


いつの間にかリンク王子様が併走してくれている……

自分のほうの授業はいいのだろうか……?


けど、もうそんなことを考えている余裕も、返事する余裕もない。


「ほら、もうちょっとよ」


シルも終わっているはずなんだけど、イオネちゃんを引っ張ってきてくれた。


最後はもう2人とも引きずるような形でどうにかゴール。


ボクたち2人だけ死にそうになっているんだけど、この2人は今日一番動いてないんだよね……?



はぁ。とりあえず結論としては……強化魔法入れとこう。




まぁ、それはともかく。基礎体力や基礎筋力といったものは、戦争だって単純な戦闘でだって、生存率に大きく関わってくるのは確か。この程度で音をあげている場合ではないのだ。


その後、残った時間で体力の余っている人は筋トレを。

ボクたちのように、死にかけている人はストレッチをやって最初の兵科の授業は終わった。




木曜は、一日特殊魔法課の授業を履修していたが、筋肉痛で動けなかったので座学と動かないままできる検証で一日過ごさせてもらった。フラ先生ごめんなさい……


さてさて、明日は金曜。

当初の予定通り、魔法科授業だけ履修登録して、街へ行こうかと思う。

さすがに、シルもイオネちゃんも授業はちゃんと受けているので誘えないし、この数日では一緒に誘える人も見当たらなかったので、1人で行くしかないんだけど。



何を着て行こうかな? せっかく制服以外の服を買ったんだし、私服で街に繰り出そう!

農家にいるうちは贅沢品だったので興味もなかったのに、こう、手元にあるとなると別!

着る服を考えてるだけでものすごい楽しいのだ。うへへ





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