シルあったかい・・・
「とりあえず、それなりに仲良くなった人以外には、みだりに話したりはしないほうがいいのは確かね」
静かに数分、シルの胸を堪能していたら強制的に剥がされた。
惜しい。
「あまりばれないように使うことにするよ」
「程ほどにね」
それから、まだスキルポイントが大量に余っていることや、スキルの取得条件などが全くわからないことなどを相談すると、二人とも協力してくれると言ってくれた。
「今あるものから検証していったほうがいいわね。わからないものが無駄に増えていってしまっても混乱してしまうでしょうし。それに取得したら効果が続いてどうにもならないものもあるかもしれないわ」
「ボクもそう思う。だからとりあえずは固有魔法のクリアを授業で検証したり、マップの使い方でも覚えておくとするよ」
「でも、マップがわかるスキルって冒険者さんとかにすごい役立ちそうですね!」
「だよね~! ボクやっぱ冒険者向きなのかなぁ? ちなみに、ボクが冒険者やるときは二人も一緒ね!」
「はい! いっぱい色んなとこいきましょう!」
おお、イオネちゃんが意外に乗り気になってくれた。励ましてくれてるだけかしら?
「私は領地を任されちゃいそうなのよねぇ。確かに、それがなければ自由に旅でもしてみたいものだわ」
「シルの領地がダンジョンだったらよかったのに……!」
「え~。ダンジョンの経営なんてとても大変そうで嫌よ」
「シル様のダンジョン……なんか罠とか変なとこにありそうで怖い……」
「私がダンジョンを作るなら、入り口に致死性の罠を並べておこうかしら。初見さんは皆死ぬわね」
「……」
「情報も漏れないから冒険者の装備剥ぎ放題じゃない?」
「さ、さすがにそれだけ出てこなければ調査隊がでるんじゃ……」
「ボス部屋の自動で閉まる扉を入り口に持ってくれば、一定人数以外入れないわね。そもそも歩ける場所なんか作るから罠も解除されちゃうのよ」
「シルはダンジョン経営しないほうが人類のためだね」
そもそも、ダンジョンは人が経営なんてできないだろうけどね!
行ったことないからどういうところかもわからないけれど。
そんな馬鹿な話をしながら夜も更けていく。
明日は、特殊魔法課の授業と研究科の授業。
今日とは違って全く知らない分野の授業が始まるのだ。
今日の授業内容が続くのであれば、元素と次元系の魔法授業は初級くらいまでは単位だけとって他の時間を作ってもいいかもしれない。半日あれば結構色々できるだろう。
次の次元魔法課目の授業が金曜午前。午後は自由にしてあるから、元素魔法課の授業でも履修しておけば1日空けることができる。
授業内容は事前にチェック済み。ボクには次元魔法課目の授業と同じで、中級内容の履修に入らない限りは授業内容は問題なさそうだ。
ちなみに前世の感覚で言うと、ボクが魔法学園で次元・元素の初級魔法課目の授業を履修する感覚は、大学に入って中学校の数学Ⅰをやらされている感覚。ね? 退屈でしょ?
あ、そういえば。
先日シルと街に出たときから、とっても気になる建物があったんだよね。
ちょっと行ってみようかしら?
1人じゃ心細いから、誰か一緒に行ってくれる人を探してみよっと。
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