ボクには1週間後の試験もあるからね!
もうすぐ連載2ヶ月を迎えるにあたって総合ptが900を超えました!
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「……そうね。これならエリュトスの侵攻は例年とそこまで規模は変わらないわ。」
モノブーロに戻ってくると、待っていてくれたシルとイオネちゃん。それとシルをサポートしているラインハート家に仕えてる人だろうか? の3人を含めた6人でエリュトスの砦内で見てきた光景をすべて話していく。
どうやら現状ではエリュトスにモンスターパレードの異常は伝わっていない、もしくはそれに呼応した戦力の増強はないと見てよさそうだ。
このタイミングで戦力を増強したところで既に時は遅い。
エリュトスの侵攻は例年規模と見てもよさそうとの結論に達した。
「レティとイオネは明日も学園の授業があるのでしょう?今日はもう戻って休んでもいいわよ。」
「え!? こんな状況で大人しく学園で授業とか受けててもしょうがないよ!?」
「わ、私も非力ながらお手伝いさせてくださいっ!」
「とは言ってもレティにはやる事をやってもらったし……。イオネの薬剤調合と錬金技術はいくらあっても助かるのだけれど……。」
「うっ。ボクはお役御免ってこと?」
「そうじゃなくて、貴女は貴女のすべき事をしたのよ。今回の偵察もそれなりの額の報酬がでるわよ?」
「え!? 今回のでお金貰えるの!?」
「当たり前じゃない。命を掛けてとってきた情報が無料であるわけがないわ。しかも今回の偵察なんて貴女じゃなきゃ無理な情報ばかりよ? 正直これだけで私が立て替えていた洋服やドレスの代金は相殺されるくらいかもしれないわね。」
「えぇ!? これだけで!? 流石に貰いすぎなような……。」
本当はモンスターをかなりの数倒してどうにか得られるはずの報酬だと思っていたから、それなりの金額がもらえると言われても実感がわかない。
実際偵察は危険ではあったけど、対応のしようなどいくらでもあったのだし。
「れ、レティちゃんだけ……ずるいっ……。」
「ちゃんとイオネにも報酬はでるわよ?」
「でも私の借金はまだ残ってるんですぅ……。」
「……借金じゃないのだけれど……。まぁいいわ。それならイオネは引き続き調合と錬金をお願いするわね。」
「は、はい! 頑張りますっ!」
帰れと言われても……。
学園に戻ってもフラ先生は戻っていないだろうし、イリー達と日常を過ごせと言われても、こんな国が切迫したような危機を知っているのに暢気にしてるなんて方が難しい気がする。
とはいえ、現状ボクができることが無いのも確かなんだよね。
エリュトス侵攻軍の規模が例年より多いわけでもないと知れた今、エリュトスの街へ様子を見に行った所でしかたないし、ロトの街へ戻っても得られるものもなさそう。
あ、ロトのほうが先にモンスターパレードに侵攻を受けるから、冒険者ギルドでクエストを受けて、今回のモンスターパレードの詳細な規模やモンスター種の確認をしたりすることはできるだろうけど……。
いくら軍隊や大量の冒険者が動いてるとはいえ、1人で大量のモンスターを相手にするのは事故が怖い。グルーネで相手取る分には冒険者ギルドで編成された部隊に編入してもらえるだろうけど、ロトで実績の無いボクはそういう訳にもいかないだろうし。
う~ん。そうなるとモンスターパレードへの早期参加も怖いし、それで怪我なんてしようものならシルに本気で怒られそうだ。
対応や指揮に忙しそうなシルや、調合錬金に引っ張りだこなイオネちゃんを横目で眺めながらモノブーロの村を散歩して歩いた。
あんな事がなければ長閑でいい村だっただろうに。
目の裏にこびりついた惨状がそこかしこに記憶の映像として映し出される。
「あんなこと、2度とあってほしくないなぁ。」
モノブーロには未だに多数の冒険者パーティが待機している。
それはここがまだ危険に晒されているという事に他ならないからだ。
そう。エリュトスとモンスターパレードの他に、もう一つ何も解決していない危機があるんだよね。
山脈から進軍してくるモンスターの不明部隊。
こっちに対してできることは、まだあるんじゃないだろうか?
……う~ん。考えれば考えるほど色んな事が頭をよぎるけど、モノブーロで色々な事をしている人達を見て落ち着いた。
皆が自分の役割をこなして動いている。
さっきシルにも言われたけど、ボクにはボクができる事があるし、ボクにはできない事だって沢山ある。
そして、今はシルがここを指揮していて、その指揮官が今は休めと言っているのだから、1人で何かするのも違うんだろう。
まぁ適材適所ってやつかな?
きっとボクが何かをすべき時には、すべき事ができるんだろう。
「よっし。」
本部になっている建物に歩いて戻る。
「シル。じゃあ学園に戻ってるからまた何かすることがあったら教えてね。」
「あら、もう少し何か探していくかと思っていたけど、落ち着いたのかしら?」
「うん、まぁね。」
ここではシルがすべてを把握してくれているんだから、ボクはシルを信頼して任せられた事をきちんとこなせばいいんだよね。
独りよがりに何かをしようなんて自惚れるより、ここの街で皆がきちんとこないしているようにボクも自分の役割をきちんとこなせばいいんだよね。
「じゃあ1日1回は顔出すから、何かお使いがあったら言ってね。」
「それは便利ね。私も期末式の時には学園に戻るから。その時には報酬も用意させておくわ。」
「おぉ、わかったよ! じゃあ待ってるね! 夏休みになったらどうするの?」
「そうねぇ。当初よりも予定が前倒しになってしまうかもしれないわ。ここ1週間の進捗にもよるかしら。」
「そうだよね。じゃあそん時はそん時で!」
「必要な時は呼ぶからよろしくね。」
「は~い。」
転移部屋に移動して学園の寮に転移する。
今日から1人で寝るのかぁ。
何気に1人で寝るのって初めてなんだよね。
寂しいなぁ。
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